【講座開催日】 平成28年6月4日・11日・18日)

   講師に大学塾ではお馴染みのあさくらゆう氏を迎えて開催された。
応募者51名、受講者35名、各回受講者①32名②28名③29名、延べ89名であった。講義の内容は次の通り。

                                      

①「近藤勇と土方歳三~盟友が作った新選組~」は農家出身の二人が天然理心流を通じて出会い、新選組の結成から崩壊するまでをたどった。

②「永倉新八と島田魁~明治まで生きた古参の生き様~」は新選組二番隊組長で松前藩出身・神道無念流免許皆伝の永倉新八と同じく二番隊伍長で美濃の農家出身の巨漢・島田魁の二人の親交と新選組内の中枢を成した活躍の解説であった。

③市村辰之助と弟鉄之助~敵味方に分かれた兄弟の運命~」は大垣藩士の次男と三男であった二人は慶応3年にそろって隊士募集で入隊したが、新選組では兄は隊長・副長の両長抱として、弟は土方の付属を命じられたが、さして華やかな活躍は見られなかった。近藤の投降後兄は大垣藩に帰参して新政府軍として白河戦争に従軍し、弟は土方に同行したので反政府軍として敵味方に分かれてしまった。明治2年4月弟は土方から写真と形見を手渡され、明治2年7月18日に土方の出身地日野の名主・佐藤彦五郎に遺品を届けたといわれている。明治4年弟も大垣に帰国し、二人は故郷大垣で死去したという。

    

今回の講座受講者はすでに新選組に関してかなり詳しい方が多く、近藤と土方の写真の撮影者と撮影時期について質問するなど、改めて新選組の人気の高さを実感させられた。応募者も抽選するほど多く広い会場であればさらに多くの受講者を迎えることができた講座であった。

                                                                                                                          (糸井史郎)


        

平成28年度あだち区民大学塾開催報告

好評のうちに終了しました

新選組 人物列伝

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