【講座開催日】 平成28年7月



   「中世古文書を読み解くⅢ 武将の書状編」と題して、7月3日・10日・8月7日(毎日曜日)午後2時~4時の3回、講師に高梨真行氏をお迎えして猛暑の最中でしたが受講者は延べ109名が参加した。         
中世古文書のうち、日本史上で活躍した武将の手紙である「書状」と「文書」の比較から、その素顔と歴史の実像に迫る。

                  

第1回目は、書状についてその種類、様式、消息との違い、書状の作法等の解説、足利尊氏の願文、自筆書状、執権北条貞時書下状の本文による解説。
第2回目は、戦国大名による領地支配の文書、関東各地大名の印判状、軍事関係の書状等の説明、武田晴信(信玄)の自筆書状、上杉謙信書状、北条氏康書状の本文による解説。
第3回目は、武将の書状、折紙、朱印状等の支配文書、天下人としての御内書、黒印状・朱印状等の解説、豊臣秀吉自筆書状、徳川家康自筆書状、等による本文による解説が行われた。


         

いずれも解りやすい丁寧な解説をいただいた。受講生からも「読み方を学ぶことが出来、良かった」「徐々に古文が読めるようになりました。当時の武将たちの様子がうかがえました」「接触不可能な武将の書状の解釈と内容に当時の戦国武将の思いと覚悟に少しでも触れることが出来、更なる興味と追及を感ずることが出来ました」などの好評を得た。                                             (佐久間實)


        

平成28年度あだち区民大学塾開催報告

中世古文書を読み解くⅢ 武将の書状編

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