【講座開催日】 平成28年7月6日(水)・13日(水)・21日(木)



講師は全日本家族『論語』の会主宰・漢文学窓『里仁』の会主宰の須藤 明実氏が務められました。講師紹介が終わりますと、早速“子曰く、学びて時に之習う、亦説ばしからずや。・・・・”の唱和で講義が始まりました。


             

第1回目の講義内容:孔子の生涯とその背景~父70歳、母17歳の時、孔子誕生
 家系図を基に「論語」の章句を唱和しながら孔子の生涯をたどるというかたちで講義は進みました。孔子の誕生は諸説ありますが、紀元前552年に誕生したとしてお話は進みました。“子曰く 吾十有五にして学を志す” “七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず”など、聞き覚えのある章句もあり、孔子の壮絶な生涯を学びました。

第2回目の講義内容:孔子の思想の流れを『四書』にも学ぼう          
 『四書』(「論語」「大学」「中庸」「孟子」)それぞれの章句を唱和し、解説を学ぶというかたちで進みました。盛りだくさんの章句に触れ、四書それぞれの言わんとするところ、教えんとするところは奥が深く、とてもそのようには生きられないと思いつつ、しかしそのように生きなければ!!と思い巡らしている内に講義は終わりました。何度も何度も学ばなければとても理解できない深い内容でした。

第3回目の講義内容:教育者としての孔子の言葉に学ぼう        
 テキスト「論語抄」「足利学校『論語抄』を読む資料」と講師の須藤先生から受講生全員が戴いた「漢文学窓『里仁』」の中の章句の唱和と解説で進みました。孔子の教育は1対1の個別教育が基本であり、一人が良くなればその一人分社会は良くなるという信念で行ったということでした。


     

各々の章句の実践は別として、心の扉を開いてくれる言葉がたくさんありました。幾度か見聞きした“己の欲せざる所は、人に施すことなかれ”は心して実践しなければと思い、私なりに講義を閉じました。      
                                                                                                                                       (佐々木善光 記)


        

受構者は38名、延べ102名でした。

平成28年度あだち区民大学塾開催報告

好評のうちに終了しました

『論語』でたどる孔子の生涯と思想の流れ

講座チラシもご覧下さい←クリック

撮影現場↑