【講座開催日】　平成29年2月26日

   高度で専門的な学習　区民カレッジ
日伊国交樹立150周年記念「ティツィアーノとヴェネツィア派展」NHK講演会

2月26日（日）午後2時～3時30分、生涯学習センター4階講堂において開催された。講座申込者240名に対し、出席は194名。運営ボランティア参加者は8名。



16世紀ルネサンス期のイタリアにおいて、ダ・ヴィンチやラファエロの活躍したフィレンツェに対し、海外交易により発展を遂げた「水の都」ヴェネツィアは、もう一つの美術の中心地であった。
ティツィアーノはヴェネツィア派最大の画家で、宗教画・神話画・肖像画などあらゆる分野で秀で、ヨーロッパ中で人気を博した。代表作として「フローラ」「ダナエ」「教皇パウロ3世の肖像」「マグダラのマリア」などがある。ミケランジェロはその色彩に嫉妬し、ルーベンスやルノワールも憧れたといわれている。その他のヴェネツィア派の主な画家として、ヴェルネーゼ、ティントレット、ベッリーニなどの作品が紹介された。



NHK講演会は大きな展覧会に伴って、年に2回程度開催されるが、無料観覧券が貰えることも魅力であり、大変人気が高い。出席は180～200名が予想されたが、194名と出席率も大変高かった。                                    （糸井史郎）