好評のうちに終了しました

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                                                                      【講座開催日】 平成29年4月6日、13日、20日、27日

  4月6・13・20・27(各木曜日)午後2時~4時 研修室4において応募者数37名、受講者数30名、延べ99名での講座でした。講師は元足立区立図書館長 石井清弘氏が務めてくださいました。

                          


今回は27年度(序段~72段)28年度(73段~141段)に続き、142段~243段(最終段)を4回に分けての講義でした。
第1回目は序段から141段の概要(復習)と142段~160段。第2回目は161段~189段。
第3回目は190段~224段。第4回目は225段~243段でした。

講義は、講師の石井先生が毎回手作りの解説文(要旨)、更に、「正徹物語」「太平記」「源氏物語『若菜下』より」「徒然草のよみどころ」「雅楽に用いられた楽器」など豊富な資料を用意されての講義となりました。講義は、講師が各段ごとに数行ずつ読み、解説をしながら要旨をつかみ、みんなで声を出して読むという流れで進みました。毎回、講義が終わった後の受講者の表情は、集中力と充実感からか、心地よい疲労感と満足感が漂っていました。書籍も少なく電話もテレビも新聞もない時代に、兼好法師の情報収集力、人を見つめる鋭さ、世の中を分析する客観性に改めて驚き、感心し、酔いしれたのかもしれません。



                          

今回は、試みとして、3回目の講座終了後に講師と受講者・スタッフ3者での触れ合いの場を設けました。それは、楽学の会の目的である区民が「学び、集う喜び」「知識や経験を教え導く楽しさ」「学びを創り、支える愉しみ」を検証するものとしての試みです。受講者6人が参加し、講師とスタッフで計13人の場となりました。司会は講座に引き続いて土井さんが行い、受講者から講師への質問があり、講師が質問に答えるという形になりました。 講師からは“枕草子の読み会や”“平家物語を読みたいという人も多い、機会があれば開設したい”と実際的な話も出たり、和やかに話が進みました。

 終わりに、司会から“区民大学塾への要望がありますか”と問いかけましたが、特にこれといった要望は出ませんでしたが、予定した30分の触れ合いの時間はあっという間に過ぎました。区民講座ならではの親密感が自然に漂うよいひとときでした。                                                                                                                         (佐々木義光)


        

あだち区民大学塾講座 講座開催報告

みんなで一緒に 声を出して読む「徒然草」142段~243段

撮影現場↑