【講座開催日】 平成29年6月20日・27日(各火曜日)

   6月13・20・27日 午後2時~4時 応募者18名、受講者15名、延べ40名での講座でした。
講師は、元少年画報社編集長、現NPO法人足立ほがらかネットワーク理事長 添田善雄氏が務めてくださいました。


                          

第1回目は、「マンガと出合えてよかった」~マンガ制作の現場から見たマンガの魅力に迫る~と題し、マンガとともに成長した団塊世代、マンガ編集者という仕事、マンガとともに発展した戦後社会、マンガ家という天才集団につ いて話されました。マンガ収集家の本間氏のアシスタントも得ながら膨大でしかも懐かしい本や雑誌を用意されての講義でした。“鉄人28号”や“鉄腕アトム”などの画像を拡大器で投影しながらの解説でした。

第2回目は、「マンガ そのおもしろさの仕組み」~マンガのおもしろさは人間成長のおもしろさ~と題し、マンガ家と日本美術史との関連、マンガのおもしろさの秘密、マンガ表現の構造、マンガ学会発足と表象表現について話されました。マンガに関するたくさんの書籍を持ち込まれての講義でした。その書籍を休憩時間だけでは全て目を通すことができず、少し心残りでした。


                      

第3回目は、「マンガを活かし、楽しむ暮らし」~マンガによる『ひと・もの・まち』づくり~と題し、マンガに描かれてきた日本社会、マンガとの付き合い方、マンガが教える人生・社会、マンガが羽ばたく世界について話されました。3回目の最終回は、壁面いっぱいに昭和時代の懐かしいポスターが展示され、回顧に浸りながらの講義でした。大切に保存・保管されていた添田講師の思いや願いを想像しながら聞き入りました。。



                         

マンガという窓口からかくも様々な視点や観点から考察する事柄があり、その事柄の中にこれほど知らない世界があったことにまず驚き、圧倒されました。どの項目においても奥が深く、理解するのに難しいところもありましたが、自分の心の中では“そういうことかもしれない”“いや、きっとそうに違いない”“そうだとすればどうしてなんだろう”などと自問自答しながら聴いていました。
ある受講者は、「今回のテーマは、大学塾では取り上げられないものなのでとても新鮮で興味深かったです。たまには毛色の違う講座もよいものです」と寄せてくださいました。企画担当者としても、このマンガ講座は今回で終わりとせず、別な視点から講座として作り上げていきたいという気持ちを一層強くしました。
                                                                                                                       (宮崎信廣)



        

あだち区民大学塾 講座開催報告

マンガ制作の現場から見たマンガの魅力に迫る

好評のうちに終了しました

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