【講座開催日】　平成30年1月13日、20日、27日

1月13日、20日、27日（各土曜日）3日間の講座は応募者78名（抽選で62名）、受講者57名、延べ146名でした。講師は防衛大学校人間文化学科准教授の三村昌司氏。
会場は梅田地域学習センター（エル・ソフィア）3階の第1学習室。

平成30年は明治維新150年を迎えます。平成30年度NHK大河ドラマは『西郷どん』です。この様な背景のためか応募者数が多く、抽選となってしまいました。



　西郷隆盛は、大久保利通、木戸孝充とともに「維新の三傑」として知られ、新しい国家をつくる過程で重要な役割を果たしました。しかし、新政府においては征韓論論争で破れて下野し、最後は西南戦争で戦死するという変転の激しい生涯となりました。この講座では、波乱に満ちた西郷隆盛の生涯を振り返りつつ明治維新について改めて考える講座でした。



1回目は「幕末政治史のなかの西郷隆盛」、
2回目は「明治新政府における西郷隆盛」、
3回目は「西南戦争と西郷隆盛」
というテーマで、三村講師が準備された史実に基づいた資料で西郷隆盛の生涯と当時の幕末政治の流れを反映した興味ある講義でした。今回の講義で受講者とっては大河ドラマ『西郷どん』に関する前知識が培われたことと思います。



受講者からは、講師の用意される資料が充実したもので、史実に基づいた講座となっていて良かった。・講師の語り口は大変分かり易く、良く研究されているので理解出来た。・タイムリーな企画で説明もキビキビとしていて分かり易かった。レジメもとても丁寧で有難かった。・歴史の出来事を資料に基づき話されたことが良かった。等々、3回とも講師自ら史実に基づき作成いただいた貴重な資料で大変分かり易い講義でした。受講者は真剣に受講されており満足度の高い講座となりました。
                                                                                                          （篠原英也・小林徹）