【講座開催日】 平成30年4月12日、19日、26日(各木曜)

4月12日、19日、26日(各木曜日3日間)の講座は応募者56名、受講者51名、延べ127名。講師は足立区在住:石井清弘氏と入澤美榮子氏、受講者比率は男性対女性、およそ1:3でした。

1回目と2回目は石井講師が読んで場面を説明された後、講師と受講者が一緒に平家物語を読みました。1回目は「信連」「清水冠者」「篠原合戦実盛」「木曽最期」2回目は「坂落」「敦盛最期」「知章最期」「小宰相身投」「先帝身投」「内侍所都入」と盛りだくさんの内容を次々とこなしました。休憩時間も忘れるほど、講師の思い入れがあり熱心な講義でした。

                               

1回目の前半はあまり知られていない人物でしたが、後半からは実盛、木曽、巴御前の話、
2回目は有名な鵯越(坂落)の義経と敦盛最期、二位の尼と先帝の海への身投など平家滅亡の解説と読み下しは状況を思い浮かべながら一挙に読み進みました。
3回目は入澤講師が体調不良で琵琶演奏ができず、急遽石井講師に読みの講座を行って頂きました。「千手の前」「大原御幸」をみなさんと一緒に読み、後半は講師が用意された入澤美榮子氏による琵琶演奏の CD をお聞きしました。


受講者のアンケートでは以下の声が寄せられました。
声を出して読むというのがとても良い、楽しかった。聞くだけだと眠くなりやすいが、緊張感があって時間のたつのが早かった。学生時代に戻ったようで、新鮮で脳トレになった。講師の熱意が伝わってきた。これで終わりにせず、別のパートもやって欲しい。少し量が多すぎた、もう少しゆっくり聞けるとよかった。などでした。

                           

CD の演奏も平曲「平家物語」としての迫力があり聞き応えがありました。しみじみと「平家滅亡の場面」を
聞くことができました。平家琵琶を楽しみに受講された方も多いかと思いますが、次の機会があればと思っ
ています。                                                                                              (林 令子)



        

あだち区民大学塾講座 講座開催報告

読んで、聞く「平家物語」 講座開催報告

好評のうちに終了しました

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