【講座開催日】 平成30年5月8日15日・22日

5月8・15・22日(火曜日)午後2時~4時、3回にわたって講座が開催されました。受講者は延べ78名でした。講師は建築イラストレータの大淵澄夫氏で、アトリエーO代表・保存建物の建築画記録を行っておられます。
スケッチのテーマは水彩画で銭湯「大黒湯」の建物を描くということでした。

                               

第1回目の講義は座学で、あだちの見どころである名所をあげながら昔と今の移り変わりなどをお話しされました。次にスケッチのポイントについての説明と、絵具や筆の選び方など、基本的なことを話されました。
第2回目、3回目は現地でのスケッチ制作でした。大黒湯の正面、東側部、西側部と、受講者が好きな角度から描くというやり方で、3つのグループに分かれて描きました。


                         

まず、絵を描く時、画用紙に鉛筆で何から描いていくかが大切なことで、自分の目線が建物のどこにあるかをよく見て、そこから描いていくこと、それが大切なポイントだということでした。色塗りに入ると、初めに空の色を薄く塗ること、そして建物の下の部分を塗り、影を塗って行く。これが色塗りのポイントです。
第3回目の日は早めに研修室に戻り、作品の寸評を受けました。一人ひとりの作品に「メリハリをつけると良くなりますよ」「自転車を一台入れたのは湯屋に人が入っていることが想像できて良いですね」「人物は入れない方がいいです」など、丁寧に指導されました。



アンケートから「スケッチの基礎がとてもよく分かった」「スケッチの奥深さに感心した」「大黒湯の建物はとても難しかった」「先生のご指導が大変やさしくて良かった」「またの機会を希望します」等がありました。好天にめぐまれ、受講者にとって満足度の高かったスケッチ講座になったことと思います。
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あだち区民大学塾講座 講座開催報告

大淵澄夫スケッチ講座・足立の風景再発見

講座開催報告

好評のうちに終了しました

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