【講座開催日】令和元年 6月17・24日   

   6月17・24日(各火曜日)午後2時~4時に開催された。応募者は39名、受講者は第1回31名、第2回30名、延べ61名であった。講師は成田酒店々主の成田一司氏。成田氏は昭和元年創業の成田酒店々主3代目。きき酒師。日本名門酒会加盟店。東京酒販組合千住支部副支部長で千住地区酒販同士会「酒千会」代表。

                          

第1回は「國酒「日本酒」について」と題し、昭和30~40年代と今の千住の酒屋の現状についての説明を皮切りに、國酒「日本酒」とは、酒の選び方、日本酒の四季(季節によるお酒の出荷・3種類の生酒)及び、日本酒の味わい方として4分類「薫酒」「爽酒」「醇酒」「熟酒」の説明の後にテイスティング、きき酒の方法、飲用温度と続き、最後に料理と日本酒についてお話されました。

第2回は「知ることでもっと美味しくなる日本酒の世界」と題し、アルコールができるまで  ①アルコール発酵(平衡複醗酵)②清酒の製造工程(米と水→麹造り「一麹・二酛・三造り」→酒母→酵母→醪醗酵「三段仕込み」→上槽(搾り)→火入れ)、お酒の管理、日本酒の流行(新潟酒の流行・吟醸酒の流行・純米酒の流行・辛口から甘口へ・多様化する日本酒)、色々な日本酒と続き、最後に成田酒店「日本酒」への取り組みについてお話されました。店内は3℃で管理していて零度で管理している倉庫もある。日本酒は蛍光灯でも変色するので注意した方がよいなどのお話もありました。

                            

参加者のアンケートには「これまで何の知識もなく日本酒を飲んでいましたが、これからはより一層日本酒を楽しめるような気がします」などの感想がありました。それにしても受講者からの質問が大変多い講座でした。やはり食べるとか飲むという基本的な本能に関わるテーマのためかなと思いながら聞き入りました。
                                                                                                                        (佐々木善光)



        

あだち区民大学塾講座 講座開催報告

千住の酒店々主が語る 國酒「日本酒」の魅力

講座開催報告

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