【講座開催日】令和2年9月12・19・24日

9月12・19日(各土曜日)・24日(木曜日)午後2時~4時 研修室1 応募者 57名、受講者 32名、延べ84名での講座で、講師にはあだち区民大学塾・歴史入門等講座講師の大沢正明氏を迎え開催されました。

                          

第1回目は、貨幣・時間・暦のはなしと題して江戸時代の三貨制度(金、銀、銅の三種類からなるお金の制度、貨幣の種類(計数貨幣、秤量貨幣)、時間の定時法(季節によって1時間の長さ変わらない)と不定時法(変わるもの)時刻の知らせ方、鐘のあった場所、今に残る時の鐘(岩槻、川越、赤坂、上野、浅草、小伝馬町、四谷)、暦の種類(太陽暦、太陰暦、太陰太陽暦、などについて解説された。

                              

第2回目は、季節ごとの行楽と盛り場のはなしと題して1月(初春路上図)2月(隅田川堤看見)3月(深川州崎汐干)、4月(初夏交加図)、5月(両国納涼)、6月(千住大橋綱曳)、7月(湯島二十六夜侍の図)8月(良夜墨水看月)、9月(染井看菊)10月(雑司が谷法明寺会式詣)、11月(浅草田圃酉の市)12月(商家煤掃)、盛り場として両国橋と川川開き、浅草、浅草寺について江戸名所図会により解説された。

          

第3回目は、長屋の暮らしと相撲見物・銭湯のはなしと題して裏長屋の風景、庶民の暮らした長屋、江戸中期に整った感じ相撲の世界、勧進相撲発祥の地 富岡八幡の横綱力士碑、回向院以前の開催地の一つ蔵前神社、庶民の銭湯(湯屋)の絵図により解説された。

庶民は長屋以外に住まいはほぼなかった。幕府は大名に土地を貸し、大名は地主などに貸し、地主はそこに長屋を建てて庶民に貸すという構図であった。                   (佐久間 實)


   

あだち区民大学塾講座 講座開催報告

江戸時代が良く判る「江戸庶民の暮らし」入門

講座開催報告

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