【講座開催日】2020年12月

12月1・15日(火曜日)、会場 生涯学習センター 研修室1、応募者18名、受講者18名、延べ人数28名で開催されました。
                           

第1回目は、東京都環境科学研究所 環境資源研究課 主任研究員の小泉裕靖氏を講師に迎え、「食品ロスの実態と削減行動の取組み」~一人ひとりができること~というテーマで、開催されました。本来は、食べられるのにも係らず、捨てられている『食品ロス』の実態について、廃棄の量は外食産業が1番多く、2番目は家庭系となっている。なぜ、食品ロスは出てしまうのか、そこには業界の3分の1ルール、商習慣「日付後返品拒否」問題が関わっていると指摘された。削減の取組みとしては「もったいない運動」や「削減キャンペーン」などが取組まれている。また、新型コロナ禍の影響として、休校や店舗の休業の影響で在庫の問題が発生しているが、それらは、ネット販売やテイクアウト等の解決策が取られている。今、一人ひとりが出来ること、として①冷蔵庫の中をチェックしてから買物に行く②空腹で食材を買わない③棚の奥から商品を取るのは止めよう等がある。消費期限は安全の目安、賞味期限はおいしさの目安、良く考えて自分の行動を決めようと強調されました。

              

第2回目、前半は足立区環境部ごみ減量推進課 資源化推進係長の梶原禎顕氏による「食品ロスを減らしましょう」と「足立区のごみ減量対策」についてという内容で「3010(さんまるいちまる)運動」で食べ残しはご法度!自宅でも実践!食事時には食べきることを心がけよう。また「もったいないレシピ」の紹介があり、一人ひとりの工夫で食品を使い切ろう!と提言されました。

後半は「“がきんちょ”地域食堂」代表 大山光子氏の子ども食堂での取組みについて紹介があり「みんなで楽しく食べよう」を目標に、食材をスタッフや知人からの持寄りやセカンドハーベスト等からの受取りで運営しており、見知らぬ人が大勢で食事をすることでやさしい町づくりが出来るのではと話されました。


          

受講者からは、有効な行政の取組みにはどんなものが多いのか、食品の無駄を出さない為に何ができるか、世界的視野で貧困を考えなければ等の意見や感想が出されました。
                                          (市川道子)


   

あだち区民大学塾講座 講座開催報告

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「食品ロスの実態」 一人ひとりが出来ること

講座開催報告

撮影現場↑