【講座開催日】2021年10月 2日、23日、31日

9月30日でコロナ感染症の緊急事態宣言が解除され、コロナ対策を継続して行いながら、研修室1にて10月2日(土)・23日(土)・31日(日)の3回にわたり開催された。講師が3回とも異なり、調整のため変則的な開催日となった。応募者はハガキ38名・メール26名・計64名で抽選の上54名に受講券を発行した。受講者は53名で、第1回48名・第2回43名・第3回40名であった。

                          

第1回は小説「紅紫の館」の作者で、小説家・登山家・写真家の穂高健一氏を講師に迎え、「紅紫の館」の舞台となった、我々も知っている幕末の数々の出来事と、足立で農家(新田開発)と武士(江戸城の北東部の守り)の両面の役割を担った郷士・日比谷健次郎の生き生きとした活躍が紹介された。

第2回は日比谷家の子孫である日比谷二朗氏から、日比谷家の屋敷や数々の文化財について紹介がなされた。特に屋敷・甲冑・雛人形・狩野派の絵画・独語辞典「和独対訳辞林」が印象的であった。

        

第3回は足立区立郷土博物館学芸員の多田文夫氏より、江戸時代の足立区における郷士による新田開発や残された文化財から、日比谷家に止まらず、幕末の足立の郷士は文化の担い手として狩野派の絵画を伝えるなど、文化的にも経済的にも極めて豊かな状況であったことが説明された。

                     

受講者の声
・郷土愛の持ちづらい足立区民がぜひ知ってもらいたい史実だと思います。
・足立区内の歴史、文化に興味があります。
・かつて足立区の女性史「葦笛の唄」の編集に関わった関係から足立の歴史を深めたいと思っていました。
   今回はその好機であったと思いました。
・日比谷家と大変近いところに住んでいる関係で親近感を感じました。
・足立に住んで50年。地元の歴史を知り大変良かったです。
・足立に郷士が居たということ、文化財が多く残っていることに、区民として誇りを感じる。
・市販されている書物には書かれていない史実やエピソードが聞けて大変興味深く面白く受講させて
   頂きました。
・内容充実です。
・「紅紫の館」を読みもっと詳しく知りたい。足立区の歴史を知る新鮮な内容でした。

この講座は郷土博物館の文化遺産調査特別展「名家のかがやき」(令和2年11月29日)と小説「紅紫の館」(令和3年2月発刊)の2つの題材を基に企画された。足立区民にもあまり知られていなかった、足立区の郷士の活躍が、幕末の数々の出来事に関連していたことと、足立区の江戸時代の文化水準が非常に高かったことを足立区民の方々に知って頂くことができ、期待以上の評価が得られた。                         (糸井史郎)



   

あだち区民大学塾講座 講座開催報告

「幕末の足立と桜田門外の変・徳川埋蔵金・新選組」

講座開催報告

好評のうちに終了しました

講座チラシもご覧下さい←クリック

撮影現場↑