【講座開催日】2024年8月31日、9月7日、13日

第1回 8/31 記念講演会 講師:土屋信行 氏(公財)リバーフロント研究所審査役。
テーマ:~明治43年の大水害と現代の水害危機~について
明治43年の大洪水では当時の荒川や綾瀬川の堤防が壊れたり、水が堤防を乗り越えて市街地に流れ込み、東京の多くの町が水びたしになりました。これを契機に政府は翌年新たに第1次治水計画を発表し、そのなかに荒川放水路を建設する荒川下流改修計画に基づき荒川放水路事業に着手しました。
この事業には日本人としてただ一人、パナマ運河に従事した青山士(あきら)が建設の指揮をとりました。通水より1年前の大正12年に関東大震災で工事中の放水路も被害を受け堤防が陥没したり亀裂が走ったりしましたが、岩淵水門は全く被害を受けることなく翌年の通水の実現に貢献しました。昭和5年に荒川放水路として完成しました。荒川放水路は1世紀にわたって一度も決壊せず今も流域の町と暮らしを守り続けています。



第2回 9/7 記念シンポジウム CN:堂本泰章氏 Panera:菊田友弥氏・清水孝彰氏・三井元子氏
テーマ:~もっといい荒川を目指すために!私たちにできる事~
コーデイネーターは、堂本泰章氏(埼玉県生態系保護協会 専務理事)、
パネリストの菊田友弥氏(荒川下流河川事務所長)、からは、荒川将来像計画の方針:“健康な川づくり”をテーマとした5つの理念を実現するために、その内容、① 多くの生物を育む荒川、➁ 河川区間の節度ある利用ができる荒川、③ 安心して快適な暮らしができる安全な荒川、④ あらゆる人が川と触れあい、あらゆる人がくつろげる荒川、⑤ きれいで豊かな水が流れる荒川、また川づくりの方針としては:1,自然豊かな川を創る、2,適正な利用と快適に楽しめる川を創る、3,安全な川を創る、健康・Well―beingな川づくりを目指す事業内容を詳しく説明頂きました。
荒川下流自然地管理アダプト制度(自然地を健全な河川環境として維持していくために一般公募による企業や市民団体からなる「荒川水辺サポーター」)の活動紹介(環境保全・維持活動)も行われました。
清水孝彰氏(北区水辺クラブ)、からは、北区・子ども水辺協議会の組織(学識経験者、荒川市民会議、北区教育委員会、国土交通省)と(小学校、町会自治会、市民団体等)で、協議会を組織して、大池、干潟、抽水植物帯、小池、ヨシ原、オギ原、菖蒲田などの植物、水質、かいぼりなどの環境調査・保全、を実施。特定外来植物の繁殖拡大についても、駆除マニュアルに従い奮闘していることが報告されました。
三井元子氏(あらかわ学会副理事長)、からは、令和6年(2024)に荒川放水路通水100周年を迎えることから、荒川放水路通水100周年事業市民実行委員会を立ち上げ、「百年の想い100年の未来」をテーマに、広報活動、出前授業、勉強会、イベントや視察会、現地調査、研究会、シンポジウム、ワークショップ、論文集発行など具体的には、荒川河川敷避難体験キャンプ、フリーディスカッション「百年の想い 100年の未来」、荒川4ダム見学会、八ッ場ダム見学会、荒川遠泳プレ大会など、様々な行事を行ってきました。2024年5月には、「イノシシが泳いできた荒川」を出版。2024年9月には、荒川遠泳大会2024を予定。綾瀬川排水機場前から虹の広場までの1.5㎞を無事に気持ち良く自然の中で泳ぐ楽しさを満喫できればと話されました。  (安田善英)

  

                     

第3回 9/18 100周年記念 船上セミナー(見学会)荒川治水資料館amoa・荒川ロックゲート
解説:国土交通省荒川下流河川事務所 (秋山賢氏)・あらかわ学会(三井元子氏)
セミナー参加者は、2 回目までの講座受講者の中から抽選の結果、当選された 25 名であった。
行程:足立リバーステーションより乗船(発)→旧岩淵水門(赤門見学)→荒川治水資料館アモア (荒川流域説明) →荒川ロックゲート(旧中川を往復体験)→足立リバーステーション(着)下船→解散(アンケート回収)。
乗船した災害支援船あらかわ号は主に災害時には災害本部となる役割がある。船上より望む自然豊かな風景を主に説明がすすめられた。荒川放水路は鉄道、一般道路や高速道路等の橋が多く全国で初めて船舶の運航方法が定められた河川であった。普段気が付くことのない船舶ルールのための河川標識を多く見ることができた。また、【流域治水】流域全体で協働して取り組む災害対策について説明がなされた。次に、荒川遠泳大会2024の結果報告や川ごみが海洋汚染問題を引起こしている事についても説明があった。 (西村雅美)

 
  
  




   

あだち区民大学塾講座 講座開催報告

荒川放水路通水100周年記念講座 ~100年の未来を描くために~

好評のうちに終了しました

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講座開催報告

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