平成24年度あだち区民大学塾開催報告

今、なお、輝き続ける「宮澤賢治」の世界

好評のうちに終了しました。

講座チラシもご覧下さい←クリック

  6月5日・12日・19日(各火曜日)の3日間、研1で延べ114名の受講生の参加で実施されました。
1回目から赤田秀子先生の「賢治」への熱い思いに圧倒された方が少なからずおられたと思います。そして先生は「雨ニモマケズ・・・」に代表される「他者への共感」、「人のために生きたいという思い」それだけでは収まり切れない「賢治」の世界へと私たちをいざなって行かれました。  2回目はNHKのアナウンサーによる朗読「セロ弾きのゴーシュ」のCDを聞き「賢治」の作品は、ことば以前に音楽があり頭ではなく心で感じられる魅力があると語られました。3回目は「賢治」の最後のメッセージは何か?というテーマで「賢治」は最晩年の作品「雨ニモマケズ・・・」をリズムのある書き言葉である「文語詩」で書き、「詠み人知らずの歌」として幅広く読まれ、口ずさまれることを願ったのではないかと話されました。

  そして「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という「賢治の祈りと願い」に共鳴・共振した人々により「雨ニモマケズ」は、東日本大震災後に世界各地で朗読されたのでした。受講生からはわかり易く、心に響きましたという感想がよせられた。                             (市川道子)


撮影現場↑