平成24年度あだち区民大学塾開催報告

貝塚から知る文明の曙 〜縄文のタイムカプセル〜

好評のうちに終了しました。

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  12/6,13,20の3回に分け、歴史研究家増田光明氏を迎えて実施した。22名の受講応募があり受講者は延べ52名だった。
   1回目はエドワード・モースが大森に貝殻を発見して本格的な発掘調査を行い、土器などの遺物を出土。その後大森貝塚が日本考古学発祥の地とされ、さらにモースは日本各地を旅行して、貝塚や遺跡の発掘に貢献したことが紹介された。
   2回目は関東、東北にかけ分布する身近な貝塚遺跡を紹介し縄文後期の歴史を沢山の事例を交えて説明された。更にそこで使われた縄文土器などを真似て粘土細工で再現したり、黒曜石の鏃と篠竹を使って矢を作る工作も行われ、あっという間の2時間だった。

   3回目は大森地区の現地学習、17名の参加で、大森貝塚記念碑、大森貝塚遺跡庭園、品川歴史館を寒風の中にも関わらず元気に見学。座学で得た知識を基に「百聞は一見にしかず」でより理解を深めた。


   受講生からは、「判り易く先生の情熱のこもったお話を聞けて楽しい講座でした。大森貝塚も最後の歴史館も色々と楽しく見る事が出来、大変参考になり有難うございました」等の感想を頂いた。(鹿島健一)


撮影現場↑