平成24年度あだち区民大学塾開催報告

あだち生涯学習ネットワークフォーラム 〜学びの場を核とした地域の絆つくり〜

好評のうちに終了しました。

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   3月17日(日)、NPO法人設立10周年事業の一環として、足立区制80周年を冠とし、足立区生涯学習センターおよび足立区の共催のもとに、あだち区民大学塾特別講演会「あだち生涯学習ネットワークフォーラム」を開催しました。会場は生涯学習センター4階の講堂。第1部の基調講演、引き続き行なわれた第2部のパネルディスカッションには招待者、一般区民、楽学の会会員を合わせて100名を超える参加をいただき盛況でした。これは、会員のPR努力が実った結果であったと思います。

◆◆第1部:基調講演(午後1時30分〜2時30分)◆◆

■私が変る、社会は変わる■「生涯学習がつなぐ地域の絆」‘Make a difference’と題し、興梠寛氏(昭和女子大学教授)の講演をいただきました。“学びを変える6つのチャレンジによりコミュニティに変化を起こすそう”というものである。
6つのチャレンジとは、
@「ボランタリーライフを広げよう」→A「つながる生活しませんか? 」→B「縁結人になろう」→
C「アクティブラーニングのすすめ」→D「人と社会の『縁』を結ぶ拠点づくり」→
E「市民としての自立をめざして」ということである。
講演は、参加者に大いに参考になったことと思います。、     (小林徹)



◆◆第2部:パネルディスカッション 開催報告(午後2時45分〜4時15分)◆◆
 テーマ 「学びの場を核とした地域の絆づくり」
 コーディネーター  平沢 茂 氏 (文教大学)教育学部教授
 パネリスト    鈴木章生 氏  (目白大学社会学部教授)
           鈴木伝一 氏  (足立区地域のちから推進部地域文化課長)
           櫟原文夫 氏  (NPO法人 千住文化普及会理事長)
           荒 昌二郎 氏 (NPO法人 ふるさと学舎理事長)
           早坂津夜子 氏 (NPO法人「楽学の会」代表理事)

はじめにコーディネーターの平沢教授より「楽学の会」の紹介を兼ねて今日のディスカッションの進め方が説明され、パネリスト一人当たり12分の時間が割り振られた。
最初の発言者は早坂氏、「楽学の会」の生い立ちと現在の活動状況をパワーポイントを活用して簡潔な説明があった。「会」の存在について大方の参加者にご理解が得られたようだった。
荒氏、伝統文化・芸能と地域コミュニケーション、日本の伝統文化・芸能の継承、人人とのつながりをどう再生するか について語った。
櫟原氏、千住文化普及会を通じて千住のよさを発信、特に松尾芭蕉の足跡・おくのほそ道、最近になって子供向け絵本あだちものがたり「遣りかけの松」発行など紹介された。
鈴木伝一氏、区政80周年を迎えた今足立区が力を入れている「足立における絆づくり事業」に関連して学びの場としての生涯学習センター等の後押し、学びの成果を活かす地域活動支援を説明、地域との係わりを強調された。
鈴木教授、目白大学が立地する新宿区中井の地域に継続的に開催されている「染の小道」の活動を紹介し、そこに係わる大学生と地域住民の交流の実体から、今、必要なのは年齢・職業・組織を超えたネットワークと相互信頼だ、と熱っぽく語った。

それぞれが与えられた時間を有効に使いテーマに沿った発言を終了した後、参加者からの質問も含めて平沢教授がまとめて時間通りのディスカッションは終了した。
(鹿島健一)



撮影現場↑