4月3・10・17日(木)午後2時〜4時、講師に大淵澄夫氏をお迎えして開催され、受講者・延べ69名が参加した。気候の良い時期を選んで企画したはずのスケッチ講座は、初日、雨に遭遇してしまった。 この日、センター近傍で練習ができなかったため、室内での講義となった。
江戸時代、歌麿は遠近法を使って浮世絵を描いた。遠近法を使えた人はまれであったという。解体・保存建物の記録画に力を注いでおられる先生は、高等学校・建築科で学ぶ遠近法を使っての建築画の描き方を教えて下さった。建築物をコンピューターで簡単に描ける時代である今だからこそ、遠近法を身につけて描く手描きの絵画のすばらしさを知ってほしいと強調された。

2日目、3日目は外へ出て実践。それぞれが描きたい古民家や、現代風の建物を選んで描き、3日目に完成させた。鉛筆の線に強弱をつけること、どこからどのように描くか、絵は描き過ぎないように等、作品の一枚一枚に講評をいただいた。

受講者から「講義を聞いてやる気を興した」という声があった。講座の後、担当者で反省会をもった。一般の絵画教室では教わる事のできない内容の講座であった。
(佐野祝子)

平成25年度あだち区民大学塾開催報告

大淵澄夫スケッチ講座〜千住街並の魅力を描く

好評のうちに終了しました。

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