あだち区民大学塾特別講演会 開催報告
           「東京未来大学・学生とお江戸ル堀口茉純 千住を語る」
     〜私達のまち千住の力! 江戸から明治大正昭和、そして現在へ〜


成26年9月21日(日)午後2時から、東京未来大学みらいホールに於いて、あだち区民大学塾特別講演会を開催。第1部はお江戸のアイドル堀口茉純(ますみ)さんが「千住の歴史の魅力と面白さ」で基調講演。第2部は東京未来大学・学生が千住「まち歩き」のテーマ「私が千住で歴史を感じ、学んだこととは!」を若者感覚で体験発表。堀口講師と東京未来大学講師・三村昌司先生がコメンテーターとしてトークセッションを行った。会場ほぼ満席となった125名の聴衆皆さんに大いに楽しんで頂き、好評裡に終了した。そして何より学生自身が地域の歴史を学び、今を深く知り面白さを実感したようだ。

                    
                   入場開始:受付にたくさんの参加者                       第1部 お江戸ル堀口茉純さんの「基調講演」

                (運営スタッフ:東京未来大学・体験発表学生の皆さん 
               「楽学の会」江川武男 岡田スミ子 鹿島健一 加藤憲之 今野君江 杉山眞澄 田中国弘 田中桂子 早坂津夜子)
               「特別講演会」の様子は、JCN足立のニュースで9月23日放映された。

                     
         東京未来大学・学生の体験発表                              特別講演会を支えた関係者全員


  第1部:基調講演「千住の歴史の魅力と面白さ」

<受講者の皆様の感想>
○江戸と現代、浮世絵の歴史を交えて興味深くお話を聞きました。 ○浮世絵と絡めてのお話が良かったと思います。 ○スライドを効果的に使って参考になりました。楽しい講演でした。有難うございました。 ○あだち広報の浮世絵に描かれた風景が東京未来大学のそばであった話にとても驚きました。
                       
<堀口茉純 講師のメッセージ>
今回の企画では、講師としても足立区民としても、本当に貴重な経験をさせていただいたと思っております。座学→フィールドワーク→講演会という流れの中で、若く素直な感性の学生さん達と、足立区の魅力を伝えることができたのは、とても嬉しかったですし、楽学の会の皆さんや地元の方からは様々なことを教えていただき大変勉強になりました。なにより、私自身ますます足立区が好きになりました。御縁に感謝!ありがとうございました。

   第2部:千住「まち歩き」体験発表とトークセッション(班別感想)

【1班】<槍掛けの松>
大学4年間でお世話になる足立区の歴史を教えて下さった堀口先生や楽学の会の皆さんに感謝しています。なかなか歴史を聞きながら街歩きは出来ないし、およそ100人の前で発表する機会も無いのですごく良い経験となりました。各班それぞれが深く調べていて更に勉強になりました。そして、内気な私にとって講演会を通じ、自分自身に自信がつき、一歩前進出来た気がします。

  


【2班】<清亮寺>
今回のフィールドワークに参加して感じたことがあります。私のグループは清亮寺について発表しました。解剖人の墓の話を聞いて、凄くびっくりしたことがあります。この墓には解剖された人の名前が書いてあり、名前の間には『刃』という文字が刻まれていました。理由は罪人を表す言葉だそうです。私は、北千住に行ったことがありますが、知らなかったと思います。こんなに歴史があり、深いことを知りました。参加して良かったです。
 


【3班】<名倉医院と荒川放水路> 
自分は高校まで新潟に住んでいたので大学から東京に住み始めました。歴史学の授業の時に自分が通っている大学の近くがどんな歴史か全くしらなかったので、これは歴史を知るいい機会だと思いフィールドワークをやることにしました。まず荒川が人工的に作られた川ということにびっくりしたと同時に多くの人達の努力と多額な資金があったからこそできたことだと思いました。フィールドワークでいろいろな歴史を知れて本当に良かったです。ありがとうございました。
  


【4班】<北千住探検・勝専寺> 
わたしは、この講演会を通じて大きく成長できました。具体的になにがというより普段、経験できないことをフィールドワークも含めて経験できたので将来の自分にとって大切なものになりました。
わたしは大学が近いので北千住に住んでいるのですが、この講演会がなければ北千住のことをなにも知らないで過ごしていたと思います。また普段はこんなに年齢が離れた人たちと触れ合う機会、発表する機会など無いので本当に良い経験になりました。
   


【5班】<安藤昌益> 
今回、歴史学という授業を通して今まで知らなかった北千住の様々な歴史を知ることができました。
私たちは安藤昌益について調べ発表しましたが、安藤昌益という人物も今回のフィールドワークを行い初めて知りました。昔にこんな現代的な思想を持っていたことに驚きながらも、会ったことのない人物を調べていくのは不思議な気持ちもありました。
他にも色々な北千住の歴史を発表で知ることができ北千住をさらに身近に感じることができました。
  


【6班】<やっちゃ場>
今回のフィールドワークでは、身近にこんなにも面白い歴史が隠れているということを知り、普段何気なく見ている風景や道のひとつひとつに興味を持ちながら学びを深めることができました。また、講演会当日はとても緊張しましたが、自分たちが感じたことを大勢の方に聞いて頂き、良い経験になりました。またこのような機会があれば、ぜひ参加したいと思います。
  


<受講者の皆様の感想>        (一部ご紹介)
○ 学生が歴史を学び、気づきの大切さが良かった。
○ 多少のミスはあっても、それを十分カバーしきるだけの学生さん方の「学ぶ意欲・学んで良かった。今後もっともっと深めていきたい。」という情熱が溢れている様子が見られて良かったです。
○ 街を知り、歴史を知り、一生懸命さが伝わり素敵なフィールドワークの発表だったと思います。
○ 学生さんが地域密着し研究する事
が大いに勉強になるでしょう。
       

<東京未来大学・三村昌司先生のメッセージ:特別講演会を終えて>
  歴史には「場所」がつきものです。人間は地に足をつかないと生活できませんから、当然どんな出来事にも「場所」があります。しかもそれは、大抵「小さな場所」です。堀口茉純さんのご講演は、そんな「小さな場所」にこだわったもので、その眼差しに共感しました。また東京未来大学の学生は、事前フィールドワークで興味をもったことについて発表してくれました。学生が終了後書いた感想を読むと、知識が増えただけでなく、「歴史は小さな場所に宿る」ということも直感的に掴んでいるようでした。その感覚を大切にしてほしいと思っています。最後に、諸々ご尽力いただいた楽学の会はじめ関係各位に深くお礼申し上げます。ありがとうございました。



平成26年度あだち区民大学塾開催報告

好評のうちに終了しました。

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撮影現場↑

東京未来大学・学生とお江戸ル堀口茉純                千住を語る