【講座開催日】 2015年 9月 4日・11日・18日
9月4日・11日・18日(各金曜日)午後2時〜4時・研修室4において、応募者36名・受講者36名・延91名で行われた。
講師はNPO法人江戸しぐさ事務局長鶴見 泉氏。
1回目「江戸しぐさが生まれた背景」 2回目「江戸町衆の感性と江戸しぐさの本質」 3回目「江戸の子育てと“いき”な言葉としぐさ〜その具体例〜」(傘かしげ・こぶし腰浮かせなど)と題して講義は進んだ。
江戸しぐさは、伝承文化であり口伝を通して江戸の商人たちがリーダーとして行った。その根底には、徳川家康が江戸の将来を開府したとき「水清く 入り江のありて まなゆたか四方見渡せる商いの町」と言い、大阪商業集団を連れてきたときに始まるという。やがて、江戸は100万人都市へ。人々が気持ちよく住むための知恵が生まれた。江戸の商人の生活信条から生まれる親から子への伝承が、江戸しぐさの本質となっていったという。
アンケート回答には次のような言葉が寄せられた。
『江戸の町人の生き方がよく分かりました』 『表現に無駄がなく簡潔な言葉運びでよく理解できました』 『小さいころ三越のそばの小学校に通っていましたが、友達の商家では自分の家とは全く違う生活を子どもながらに思い出し、今回の「江戸しぐさ」を当時目にしたこともあったと思いだしています』 『現代に通じるものがありました』などなど。
(今野君江)
平成27年度あだち区民大学塾開催報告
好評のうちに終了しました。
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