【講座開催日】 2015年 11月11日・17日
   
   本講座では、ウイスキー発祥の地、スコットランドで「ウイスキーの酒精製造法」を学び、日本のより多くの人に「本物のウイスキーを飲んでもらいたい」と、夢と生涯の伴侶・リタ をたずさえて帰国、日本においてスコットランドとそっくりな気候風土の北海道余市に蒸留所を構えて、国産本格ウイスキーづくり一筋に生涯を捧げた、竹鶴政孝氏こと“マッサン”の軌跡を追いながら講義は進められました。そして、長い年月をかけて熟成させるウイスキーは、
@ 何からできているの?(モルトとカフェグレーンの関係)、
A 味は何で決まるの?(土地、気温、水、湿度)、
B ウイスキーのできるまで(カフェスチル「蒸留器」の特徴)     などを学びました。

                    

また、ウイスキーの原酒には大きく分けて3種類(モルト、グレーン、カフェモルト)があり、そのさまざまな味わい方と世界の主要産地により異なる 5つのカテゴリー(スコッチ、ジャパニーズ、アメリカン、カナディアン、アイリッシュ)においては、原料や蒸留法、樽の熟成法が各々異なることなどを聞き、ウイスキーの奥深さを知りました。
そして、マッサンとリタから伝えられた国産ウイスキーの製造法が今日の歴史を創り、昨今の多様化するウイスキーブームの火付け役になったことは、私たちと受講者に、その歴史の重みを改めて語りかけてくれたように思います。受講者からも好評を得た講座でした。 

                                                                                                                                                                 (金子勝治)


  


平成27年度あだち区民大学塾開催報告

平成27年度あだち区民大学塾開催報告

マッサンとリタで綴るウィスキーの歴史

好評のうちに終了しました。

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