2015.06.05
(霞が関ナレッジスクエアにて)
この3月発足の「サポーターの会」メンバーが始動しています。雑誌「社会教育」が、地域の社会教育を支える多様な人たちと共に、様々な課題に取り組んでいこうという試みをねらいとしています。この度は、その一環として、社会教育編集長の近藤真司さんのご紹介による、(一財)高度映像情報センター主催の講演会と交流会に参加しました。
初めに、辻哲夫氏(東京大学特任教授)による「超高齢社会:未知の社会への挑戦」をテーマに基調講演。氏は我が国に求められる社会システムについて、現状をふまえた高齢社会の問題点を、調査データを基に講義され、年齢層の元気な人たちに生き生きと世の中に参画してもらい、少しでも元気に年をとることや、要介護者には地域と行政が一体となって取り組むことで、より長い自立生活を送るためのポイントなどを話されました。
次に石木幹人氏(岩手県立高田病院名誉会長)により、「岩手県気仙地域での地域医療実践と復興」と題した、震災当時から復興までの事例が話されました。震災当時は高田病院の院長として、メディアなどでも取り上げられましたので、記憶に新しい方も多いと思います。共通する高齢社会の問題点についての現状を、データを基に多様な視点から話されました。
当会開催事業の「人口減少社会」や「日本経済入門」講座などの内容とも重なり、いずれ自身にも訪れるであろう課題や健康生活の在り方を考える上で大変参考になりました。講演会終了後は会場を「エキスパート倶楽部」に移し、両講師と共に参加者で交流会に臨み、楽しく盛況な研修会でした。
参加者:社会教育サポーターの会
4名 早坂津夜子、成田三吉(記)