~広重墓所から江戸文化の史跡めぐり西新井~

                                                           (平成30年9月6日 実施)

まち歩きの案内人は足立区郷土博物館学芸員 多田文夫氏。足立の歴史に触れながら街づくりのヒントを探したり、
参加者同士の交流を深め地域活動への参加を促す企画です。

                      東岳寺

9月16日(日)好天に恵まれ、竹の塚にある安藤広重の墓所「東岳寺」よりスタート致しました。
安藤広重(1797-1858)は、江戸時代後期の浮世絵師で歌川の画姓と広重の号を許され風景画や花鳥画で人気を集め、あの「東海道五十三次」や「名所江戸百景」で有名な歌川広重の墓があるお寺です。

                     炎天寺

次に訪ねたところは赤山街道(江戸時代に整備された古道)を横目に見て、竹ノ塚三寺院(当時・常楽寺・西光院)の一つで旗本河内氏の二代目が開祖した常楽寺。戯作者・文人 竹塚東子の「冬川や瀬ぶみもいらづ 南無阿弥陀仏」と刻まれた墓碑ある。更に歩くと六月町公園前には六月村の鎮守 八幡神社と南隣には別当寺の炎天寺がある。

炎天寺は源頼義、義家親子が旧暦六月に戦勝祈願したと伝えられている。また、小林一茶の“やせ蛙負けるな一茶是にあり”や“蝉鳴くや六月村の炎天寺”の2句がある事でも知られている。栗原氷川神社(旧栗原村の鎮守)の神楽殿では秋の例大祭が催されて居り石塚囃子が奏でられていた。
最後に廻った先は島根小学校の向かい側にある3基の庚申塔で「猿仏塚」とも呼ばれている。美しい民話と共に子供の厄除け塚として地元では親しまれています。

                  栗原氷川神社


締めは、西新井駅近くのこども家庭支援センター会議室での今日の振返りと懇談。リタイヤ後の引きこもりがちな男性に地域活動への参加を呼びかけよう!などの意見が賛同を得た。
今日一日、楽しく学べた11,324歩の史跡めぐりでした。(参加者32名)
次回は、10月25日(木)“千住大橋・やっちゃ場などを巡ります”案内人はほがらかネットワークの添田善雄氏です。
                                                                                 (金子勝治)


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