生涯学習団体とのリンク

  平成26年5月18日(日)、明治大学大学院による現地視察が行われました。行政との協働を成功させている実践事例として、あだち区民大学塾や「楽学の会」の活動を取り上げ、公共政策の研究を深めるという主旨であるとのことでした。当日は、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科・北大路信郷教授、源教授、米原助教、留学院生10名、日本人院生7名、森氏、通訳大山氏、楽学の会18名、計40名が生涯学習センター講堂に集まり、早坂代表によるプレゼンと、その後に行われた会員と大学院生との「交流会」は大いに盛り上がりました。
通訳を介しながら はじめに、北大路信郷教授より「区民が中心となって協働の生涯学習ボランティアの活動をしている「楽学の会」との交流は貴重である」との言葉をいただき、各自己紹介の後、早坂代表より会の活動事例紹介と共に、学習支援ボランティアとしての目的や講座の講師を探す難しさなどのプレゼンがありました。
そして、あだち区民大学塾事務局を見学された後の質疑応答では@協働がどのように実行されてきたのかが学べたAどのようにしたら高齢者が参加してくれるのかB行政と会が上手く行っている要因C行政が用意した講座でボランティアをやるのか、講座の創り手としてボランティアをやるのかの違いが分かったD楽学の会員はボランティア精神がどこから生まれてくるのか、など熱意のこもった質疑があった。
交流が深まる中、それぞれのお国の食文化や教育に関する環境や課題など、身振り手振りも交えながらの緩やかで楽しい時間を共有でき、今回の交流が大学院生皆様にとって有意義であったと感じていただけたら幸いです。留学院生の出身地はフィリピン、ミャンマー、モンゴル、ウズベキスタン、バングラディシュ、キルギスとのことです。通訳というワンクッション置きながらの話の流れを経験して「言葉は残っている」と感じたのは私だけでしょうか。




早坂代表より会の活動事例紹介













     
                 質疑応答、交流会                                               「あだち区民大学塾事務局」 見学    


   <北大路信郷教授よりメッセージを頂きました>
留学生も日本人学生も、楽学の会の皆様との交流に心から満足しておりました。講座の企画から開催まで、多くのご苦労がありながら、参加者より高い評価を受けた時に大きな充実感、やり甲斐を感じることができるというお話から、ボランティアというのは他者のためであると同時に自分自身のためでもあるという本質について、学生達、特に留学生達が理解し、納得することができたようです。
頂いたご厚情に対し、講座担当教員チームを代表して心から御礼を申し上げます。

                                                                            (田中桂子)


                     

 
明治大学大学院&楽学の会 交流会「留学生と共に考える“協働=Kyodo”」