PO法人 あだち学習支援ボランティア 楽学の会

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                  │楽│学│の│会├┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬┤第│105│号│
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                                └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘                  2018/10/01
                           楽学の会 http://gakugaku.main.jp/

この電子メールは、楽学の会が企画・運営する講座や、楽学の会の事業に関する情報などをご案内するものです。

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そろそろ、秋の穏やかな季節の気配と思っていましたが、台風24号が日本列島を襲撃。メールマガジン第104号
で報告したように今年の台風発生数は27個前後と予測されており、これからも発生するかもしれません。また、
9月6日の未明に発生した北海道地震では大きな被害を受けました。
9月28日にはインドネシアで大地震があり、大きな津波が襲来して被害を受けており、世界的にも天災が続いて
います。アメリカでは 9月中旬にハリケーン・フローレンスによって被害が出ました。ヨーロッパでも台風並み
の勢力をもつ大型の低気圧が地中海東部に接近していると報告されています。
秋は穏やかな季節であってほしいものです。

今月も楽学の会メールマガジンをお届けします。ご愛読よろしくお願い致します。

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                        フリー(無料)メールマガジン
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┃も┃く┃じ┃
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◆あだち区民大学塾講座 開催案内
  ・中世古文書 講座 ~起請文、制札、貿易旗、板碑~

◆あだち区民大学塾講座 開催報告
  ・「足立の環境」シリーズ講座  川ゴミから海洋汚染問題を知る

   ・没後160年 歌川広重と足立

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                       あだち区民大学塾講座 開催案内
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    ★★★★          中世古文書 講座 ~起請文、制札、貿易旗、板碑~
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古文書には、紙以外にも様々な材質を用いたものがありその形態も種々なものが残されています。今回はそうし
たものから、中世の政治・信仰・経済に関した内容を取り上げます。


講座開催案内チラシ:
http://gakugaku.main.jp/lect/tirasi/1811-chuusei_komonjo5.pdf

 講 師:高梨 真行氏 文化庁文化財部美術学芸課 文化財調査官

 開催時間:毎回日曜日  午後2時~4時

 講義内容(全4回講座)

   第1回目 11月11日 起請文~戦国武将の誓約のかたち~

   第2回目 12月2日  制札・高札~武家統治の象徴と現地支配のすがた~

   第3回目 12月9日 過書旗・貿易旗~海上における通行証~

   第4回目 12月16日  板石塔婆(板碑)~中世人の信仰~  

 会 場:足立区生涯学習センター 5階 研修室4,3

 定 員:30名(抽選)

 受講料:2,000円

申込方法:往復ハガキに、住所、氏名(フリガナ)、電話番号、
       「中世古文書」と明記の上郵送(連名可)

  宛 先:足立区生涯学習センター内「あだち区民大学塾事務局」
       〒120-0034足立区千住5-13-5

  問合せ先: 電話/FAX 03-5813-3759(平日午後1時~5時)

  申込締切:平成30年10月29日(月)必着


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                      あだち区民大学塾講座 開催報告
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   ★★★★         「足立の環境」シリーズ 川ゴミから海洋汚染問題を知る
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8月23・30日(木曜日)午後6時30分~8時30分及び9月6日(木)午後1時30分~4時30分の講座でした。

第1回前半の講義は、足立区の環境の実態と課題~廃棄ごみを少なくする取り組み~と題して、足立区環境部ご
み減量推進課長 太田照生氏が務めてくださいました。
26項目の内容に分けて説明されました。導入は循環型社会の構築である3R(リデュース・リユース・リサイクル)
について確認し、足立区の昨年度の燃やすごみ・燃やせないごみ・粗大ごみの量とその資源化率、及び30年度の
清掃事業予算として約55億も計上していることに驚きました。その後、資源持ち去り対策、足立区独自の取り組
み、全国初の粗大ごみの資源化への取り組み、燃やさないごみの資源化、食品ロス(約半分は家庭から)を減ら
す取り組みなど、貴重なお話の連続で終わりました。

第1回後半の講義は、環境保護活動報告~一人ひとりが実践できる環境保護・保全についての具体的な実践方法を
クリーンエイドから学ぶと題して、NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラム事務局員 五十嵐 実氏が務めてくだ
さいました。
活動継続年数は24年目で累計参加者は20万人以上。市民団体・企業・学校・自治体等様々な団体が連携してごみ
回収に取り組んでいるとのことでした。足立区は荒川クリーンエイドが盛んな自治体で、2017年は25会場で延べ
3008人が参加し、散乱ごみ2355袋(45L換算)粗大ごみ546個回収したとのことでした。24項目に分けての説明の
中で、ペットボトルが9年連続1位で合計37,477本回収したという事実はマイクロプラスチックごみ問題の根源が
ここにあったことを知り、ショックでした。

第2回目は、川ごみから海への海洋汚染問題~東京のポイ捨てごみが太平洋のごみになっている~と題して、東海
大学海洋学部博物館学芸員・係長 伊藤 芳英氏が務めてくださいました。36項目に分けての説明は驚きの連続で、
これほどまでに人間は海を汚してしまったのかという落胆でした。深海魚の胃の中からビニールが出てきたこと
はショックでした。ビニール袋やプラスチック片は沈むものであることも知りました。海洋の自然を大切にする
ために自分の生活をふりかえり、自分にできることから行動におこしてみませんか・・と提言して結論としまし
た。

第3回目は現地学習として、船上セミナーとアモア見学・座学~荒川から見る水辺・荒川の歩みを辿る~と題し、
国土交通省関東地方整備局荒川下流河川事務所の方々が案内してくださいました。先ず、足立リバーステーショ
ンから国土交通省の「あらかわ号」の船で岩淵リバーステーションを目指しました。船内では所員の方が広い画
面のナビで陸地に見える橋や建物などを案内してくださいました。
岩淵水門の近くにある「荒川知水資料館(アモア)」では、荒川放水路開削の歴史などを説明して頂きました。
荒川が大雨で決壊した場合のシミュレーションでは、足立の大部分が水浸しになりショックでした。次は江東区
にある「荒川ロックゲート」まで一気に下り、3メートルの水位差のある荒川と江東デルタ地帯河川を結ぶ閘門で
通過体験をしました。

その後足立リバーステーションに戻り、滅多に体験できない貴重な現地学習を終えました。それにしても、川岸
にはたくさんのごみが浮遊しており胸が痛くなりました。“地球に住む生物の中で一番必要のない生き物は人間
だということを強く感じました”と、ある受講者はアンケートの中で述べていました。

上記の開催報告が写真付きでご覧いただけます。
http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-1808_adachino_kankyou.html


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         ★★★★              没後160年 歌川広重と足立
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浮世絵師歌川広重は今年没後160年を迎え、お墓のある足立区伊興の東岳寺では命日の9月6日に法要と「一日だけ
の広重展」が開催され、あわせて郷土博物館では浮世絵展「没後160年 広重目線」が開催されるのを機会に本講
座を開催した。8月30日・9月6・13日の毎週木曜日午後開催された。
第1回は生涯学習センター研修室1で講義、第2回は伊興の東岳寺で広重忌(法要・墓参・一日だけの広重展)と
伊興寺町散策、第3回は足立区立郷土博物館で開催した。

第1回は「没後160年 足立の広重、世界のHIROSHIGE」と題して、国際浮世絵学会常任理事の稲垣進一氏が講演、
広重の風景画は自然的で人の心を包み込む情感至上であること、また東海道五十三次の絵の特色を解説頂いた。
天ぼかし、空間に広がりと奥行き、透明感を持たせる、画面の中央付近を切る斜線が視覚のバランス感覚を刺激
する、視点を中空にもっていく鳥瞰等浮世絵を解説頂いた。また広重の墓が足立区にありこの文化遺産を多くの
方に知って頂き「広重ゆかりの足立区」を発信し、足立区の広重文化を作ろうとのコメント頂きました。また講
師所有の浮世絵を持参頂き、受講者が手を触れて鑑賞する機会があり受講者は感動していました。

第2回は東岳寺で広重忌(法要・墓参・一日だけの広重展)と伊興寺町散策を実施。東岳寺に集合し、「一日だけ
の広重展」の浮世絵を鑑賞し、広重の墓参、庭園鑑賞を行った後、本堂で160年法要に出席し出席者全員お参りし
線香をあげた。
その後、伊興の寺町散策を実施した。ガイドは足立史談会の薊 照夫氏が勤め、白旗塚史跡公園、法受寺、東陽寺、
易行院、伊興遺跡公園を散策した。伊興は古墳時代の遺跡があり多くの出土品があり歴史は古いが、関東大震災
後浅草等から寺が移設され寺町として発展してきた。蒸し暑い日でしたが全員元気に散策しました。

第3回は郷土博物館にて「没後160年 広重目線」の見所を学芸員の荻原さんより解説頂き、博物館収蔵浮浮世絵
を鑑賞した。「名所江戸百景」を構図で読み解くべく、広重は西洋の遠近法を取り入れながら特定のモチーフを
前面に大きく描くなど新しい手法を打ち出し、鳥瞰、誇張、省略などで表現した風景画となっている。どアップ
の力、センターの存在、超上から目線、のぞきみの楽しさに分類し解説パネルがありよく理解できた。
浮世絵スタンプ多色刷りの体験を行い、浮世絵がいくつもの版木で刷ることを体験し皆さんは楽しんでいました。

上記の開催報告が写真付きでご覧いただけます。
http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-1808_hirosige&adatchi.html



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年4月より、NPO法人として活動しています。

 ■講座・講演会を企画し、区民に提供する活動をしています。
  教育委員会及び生涯学習センターと共催です(あだち区民大学塾)。

 ■生涯学習センター・行政等が実施する学習事業等に、「運営ボランティア」として参加・参画しています。

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