【講座開催日】2024年2月7日・14日21日

   2月7・⒕・21日(水)の3日間にわたり、生涯学習センター第4研修室において開催された。講師はフリーアナウンサーの松坂貴久子氏。元静岡テレビアナウンサーで、現在、日本朗読文化協会会員、朗読教室講師、話し方・暮らしのマナー・ヘルシークッキング講師、三郷工業技術高校アナウンス部指導等を行っている。応募者は36名。受講者は34名。出席者累計は90名であった。受講者は足立区の朗読団体会員や未経験者など幅広く、女性の割合が多かった。
 「朗読」は読書や音読と異なり、正しい発声や発音により、情感豊かに表現するので、音楽の演奏や演劇に近く、文学的な素養も必要な、高度に文化的な活動である。アナウンサーや俳優などのプロの朗読会のほか、全国各地でアマチュアの朗読会が開催されている。足立区民大学塾にとっては新ジャンルの開拓となった。

                       

 第1回は「声を出してみましょう
(音読・朗読の基本)」で、心身のコンディションを知る20のチェックポイント・読み方の区別・発声練習の基本・口じゃんけん・表現の幅などの基本が紹介され、実際に声を出して訓練のこつが紹介された。

 第2回は「朗読を楽しみましょう
(朗読を深める)」で第1回と同様の基本訓練の後に、講師が用意した昔話(蛙になったぼたもち)・古典(枕草紙)・随筆(あくび)・小説(蜘蛛の糸)・詩(いのちの歌)の5つのジャンルの朗読材料を用いて表現力を学んだ。

                       

 第3回は「短い朗読をやってみましょう(朗読ミニ発表会)」で、基本訓練の後に、出席者全員参加の朗読会となった。原稿は講師が用意した5ジャンルのほか、新聞コラム・自作の童話・好きな本の抜粋など、発表者が選んだ作品の朗読が行われ、講師から一人一人適切なコメントが送られた。朗読は①朗読を聴いて楽しむ②自分が朗読をして楽しむ③仲間と共に楽しむの三つの楽しみがあるが、今回の講座はそれがうまくかみ合ったように思われる。

                       

受講者の言葉
●アンチエイジングに必要なケアや朗読の基本等、わずか3回でしたが内容が充実していました。初めての方も既に朗読をたしなむ方にも、新しい気づきを学ばせて頂きました。2分間の朗読発表は、人前で話をする良い機会になると思います。受け身だけの講座よりもはるかに参加する意義を感じました。定期的な講座に期待します。
先生が楽しく講義して下さるので、本を読む事の意味、今までばたばた流して読むだけだったけど、意味を考えて読む、声を出して読む事の意味。楽しいご指導ありがとうございました。
初めて朗読にふれた人たちにとって、とても分り易い講義だったと思います。味のある作品の読み方は読み手の内面が表われるのであって、ただきれいにすらすら読めば良いということではない。このことを心がけて朗読を続けて行きたいと思います。もう一度チラシのリード文を読んで元気が出ました。・第1回目から姿勢を正し、腹式呼吸、発声練習など、実践中心の楽しい講義でした。3回目の1人1人の発表も、それぞれの個性があらわれていて良かったです。ありがとうございました。
同席の方と一緒に参加する講座は初めてでしたので、はじめは2回目からの参加と考えましたが、“始めたんだから“と自分に言い聞かせ最後まで参加できました。普段経験できない時間が過ごせました。
今回はとても勉強になりました。声を出して表現することの楽しさと難しさをあらためて知りました。アンチエイジングにはとても役立つと思いました。これからも朗読を聴いて学んで行きたいです。
                                                       (糸井史郎)

あだち区民大学塾講座 講座開催報告

フリーアナ松坂貴久子のアンチエイジング朗読

好評のうちに終了しました

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