
日本科学未来館で7月12日から9月28日まで開催されている、特別展NHK関連文化講演会『深宇宙展~人類はどこへ向かうのか』に合わせたNHK文化関連講演会が、8月11日足立区生涯学習センターで行われた。応募者は、196名、受講者は、153名でした。講師は宇宙開発エバンジェリストの戸梶歩氏です。

日米の航空宇宙関連の企業を経て、JAXAでは、火星衛星探査機プロジェクトに従事。これまでに4機の人工衛星の設計・開発に携わるなど、30年以上の業界経験をもち近年はSF科学技術・考証・監修にも携わり科学技術と役者としても作品づくりに関わり、科学技術とエンターテイメントの架け橋として活躍している。深宇宙展では、月、火星、そして深宇宙へと最新の宇宙探査機を紹介しているという。

【深宇宙展の見どころ】
1、この展覧会のキーワードは、実物である。①月の有人与圧ローバー用タイヤ、②月面誘電率計測器、③H3ロケットのフェアリング(摩擦熱から守るカバー)、④「はやぶさ」・「はやぶさ2」による」小惑星イトカワ、リュウグウの(粒子)の実物、⑤宇宙テーション滞在を果たした前澤友作さんが搭乗したソユーズ宇宙船(帰還モジュール)の実機。

2、宇宙開発未来像
①果てしない宇宙の謎に挑む天文学最前線。
第2の地球は存在するのか? ブッラックホールの正体? 謎の物質ダークマーターなど、天文学が挑む謎に迫ります。「すばる望遠鏡」などの巨大観測機器が捉えた観測データーによって驚くべき深宇宙の姿が明らかに成ってきています。その成果を観測機器の模型と大画面映像で見ることが出来ます。
②民間資本によるロッケット開発。低コスト・高頻度打ち上げの可能を目指すなど紹介された。
③地図アプリ(GPS)の精度向上の地球低軌道(LEO)の紹介。
④宇宙旅行が現実のものに。地球低軌道宇宙旅行。
⑤月での活動の活発化 アルテミスⅡ、アルテミスⅢ 計画紹介。
⑥火星:月の次は火星からのサンプル (NASAとESAの共同ミッション)。

3、未来の可能性は無限大
100年後、200年後の宇宙開発の未来像は今とさらにその後を生きる人たちが決めることになる! と戸梶歩氏は、講演会最後の言葉とした。

4、所感:NHK主催の特別展覧会で監修者として「深宇宙展」を企画した、その魅力や見どころを力強く語ってくれました。この「深宇宙展」へ行ってみよう!… そう思いました。
(渡辺秀子)
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