┌─┬─┬─┬─┐               ┌─┬─-┬─┐
│楽│学│の│会├┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬┤第│170│号│
└─┴─┴─┴┬┘│メ│ー│ル│マ│ガ│ジ│ン│└┬┴─-┴─┘
         └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ 2022/10/1

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    楽学の会ホームページ https://gakugaku2.main.jp/
   
楽学の会メールマガジン10月号をお届けします。
あだち区民大学塾の2022年11月講座をご案内します。

◇◆受講申込は往復はがきに加え電子メールでの申込みも可能です◇◆
メールアドレス:info@gakugaku.main.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃も┃く┃じ┃
┗━┗━┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆◆あだち区民大学塾 11月講座 開催案内

  ・生誕150年「樋口一葉」の生涯・旧居跡・作品

  ・性翁寺住職に聞く「足立姫」伝説と地域社会

●●あだち区民大学塾 実施報告(9月)

  ・江戸庶民と武士の暮らし入門

  ・特別講演会 江戸のヒロイン~歴史をつくった女性たち~

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      あだち区民大学塾講座 開催案内(11月開催)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
------------------------------------------
 ★★★★ 生誕150年「樋口一葉」の生涯・旧居跡・作品
      ---------------------------------------------------

 明治5年(1872 年)生まれの樋口一葉は今年生誕150年を迎えました。
24歳7か月の短い生涯でしたが、19 歳で小説家を志し、わずか5年で
「にごりえ」「たけくらべ」などの名作を発表し、今でもその人気は
衰えていません。
波乱万丈の人生と代表作の魅力を探り、その舞台となった本郷地区の
現地学習を行います。

講座開催案内チラシ:
https://gakugaku2.main.jp/22.11.04.higutiitiyou.pdf

  講 師  渡邊 征夫氏
         足立区立郷土博物館解説員
         文京ふるさと歴史館友の会 (足立区在住)
       倉本 幸弘氏 
         近現代文学研究家
         森鴎外記念会常務理事  

  開催日時:11月4日・11日・18日 毎回金曜日 午後2時~4時
 
  講義内容

    第1回 樋口一葉 24年7ケ月の生涯

    第2回 現地学習(文京ふるさと歴史館・一葉旧居跡・旧伊勢屋質店
            一葉桜木の宿跡 他) 

    第3回 「たけくらべ」を読む
          ~森鴎外との関わりにふれながら~

  会 場:第1・3回 足立区生涯学習センター(学びピア21内)5階研修室4
      (足立区千住5-13-5)
      第2回   文京ふるさと歴史館(文京区本郷4-9-29) 
     
  定 員:30名(抽選)

  受講料:2,000円(全3回分初日に会場でお支払い下さい)

  申込方法:(1)往復ハガキで 下記申込先へ郵送下さい

       (2)メールで申込、下記メールアドレスへ申込み下さい
            info@gakugaku.main.jp 

(1)(2)とも 住所、氏名(フリガナ)、電話番号、
        「樋口一葉」と明記して申込下さい(連名可)

  申込先:〒120-0034 足立区千住5-13-5
       足立区生涯学習センター内「あだち区民大学塾事務局」
        
  問合せ先: 電話/FAX 03-5813-3759(平日午後1時~4時)

  申込締切:令和4年10月21日(金)必着

------------------------------------------
 ★★★★ 性翁寺住職に聞く「足立姫」伝説と地域社会
      ---------------------------------------------------

 皆さん、足立姫伝説・六阿弥陀伝説など足立に昔から伝わる伝説をご存じ
ですか? これらは足立区の性翁寺に伝えられたお話です。
その性翁寺の住職と長年伝えられてきたお寺の在り方や地域における存在
意義について考えてみましょう。
そして、現地学習で足立姫・六阿弥伝説を実感してください。

講座開催案内チラシ:
https://gakugaku2.main.jp/22.11.08.shououji.pdf

  講 師  野口 竜栄氏
          性翁寺住職
      
  開催日時:11月8日・15日・22日 毎回火曜日 午後2時~4時
 
  講義内容

    第1回 足立姫伝説と性翁寺の歴史

    第2回 地域と寺院のかかわり 

    第3回 現地学習(足立姫・六阿弥陀伝説の区内関連施設)
         性翁寺・宮城氷川神社・恵明寺・熊木圦跡等

  会 場:第1回  足立区生涯学習センター(学びピア21内)4階研修室4
      第2・3回 性翁寺 (足立区扇2-19-3)

  定 員:30名(抽選)

  受講料:1,000円(初日に会場でお支払い下さい)

  申込方法:(1)往復ハガキで 下記申込先へ郵送下さい

       (2)メールで申込、下記メールアドレスへ申込み下さい
            info@gakugaku.main.jp 

(1)(2)とも 住所、氏名(フリガナ)、電話番号、
         「足立姫」と明記して申込下さい(連名可)

  申込先:〒120-0034 足立区千住5-13-5
       足立区生涯学習センター内「あだち区民大学塾事務局」
        
  問合せ先: 電話/FAX 03-5813-3759(平日午後1時~4時)

  申込締切:令和4年10月25日(火)必着


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      あだち区民大学塾講座 実施報告(9月講座)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
--------------------------------------------------
 ★★★★ 江戸庶民と武士の暮らし入門
      ----------------------------------------------------

 9月9日(金)・17日(土)・24日(土)の3回にわたり生涯学習センター
研修室1にて開催された。講師は足立区在住で江戸文化歴史検定1級等、数々
の資格を持つ、歴史研究家の大沢正明氏。
応募者は53名、受講者は47名、出席は第1回44名・第2回40名・第3回34名で
合計118名であった。

第1回は「江戸庶民の食・旅・遊郭」で、食については庶民は1日5合の米を
朝に炊き、それを3食に分けて食べ、おかずは質素なものであった。江戸前の
四天王といわれる蕎麦・鰻・寿司・天麩羅は屋台・辛口醤油の普及に加え、
せっかちな江戸っ子気質に合致し人気を博した。旅は五街道や江戸四宿の整備
と大山参り・伊勢参りなどが庶民に普及していった。遊郭は江戸の男性が多い人
口構成などの事情と吉原の町の構成が解説された。

第2回は「江戸城での将軍・幕臣と大奥の仕組み」で、江戸幕府の職制図により
組織と職名・大名の老中への昇進の過程・位階や官位の関係などが解説された。
江戸城における勤務時間は朝の10時から14時くらいが基準となっていた。
又、江戸城本丸の見取り図で、表(諸役人の執務スペース)・中奥(将軍の住まい)
・大奥(御台所と奥女中の住まい)の状況が説明された。

第3回は「外国人が見た江戸庶民と武士」で、江戸時代に来日したケンベル、
ペリー、ハリス、オールコック、フォーチュン、スウェンソン、イザベラ・バード
などの滞在記録や日本人の生活の印象など、来日外国人の目に日本がどのよ
うに残ったのかを説明された。衛生状況は良くなかったが、日本人の真面目さ
や優しさには大いに評価をしていた。

受講者のご意見:・江戸の町民や武士の生活風景が頭に浮かび、その当時を
思う気持ちがわいてきました。大沢先生の大変わかりやすい解説でよく理解で
きました。
・歴史の映画・本は見たり読んだりしていたが、それ以上に引き込ま
れ楽しかったです。学校では教えてくれない部分がたくさんあって勉強になりま
した。
・今迄と違った角度から江戸時代を勉強できてとても興味深かった。先生の説
明はわかりやすく理解できたと思う。2時間という講座の時間としては長いほう
だと思うが、早く時間が過ぎた。レジュメがわかりやすく良かった。
・江戸時代もいつの世も女性がささえているのが分かり、悲しくもあり力強さも
感じるとても興味のあるテーマです。庶民の生活をもっと知りたい。 (糸井史郎)

講座実施報告はこちら↓
http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-220909_edoshomin.busi.html

--------------------------------------------------
 ★★★★ 特別講演会 江戸のヒロイン~歴史をつくった女性たち~
      ----------------------------------------------------

9月23日の祝日、お江戸ルほーりーこと堀口茉純さんによる特別講演会「江戸
のヒロイン」~歴史をつくった女性たち~ は、学びピア講堂に113 名の受講者を
集め開催されました。江戸時代に活躍した女性は名前を知られていても、女性
たちがどう社会を動かし、現在の日本社会にどのようにつながっているかは意
外に知られていない。また、女性たちの働きがなかったら、歴史は変わってい
なかったという出来事もある。また、男尊女卑の江戸時代は女性が表に立つこ
とは難しい時代でもあった。そんな時代の中で実は大きな役割を果たしていた
女性に焦点を当て、浮世絵などを使いながら具体的なお話しをして頂いた。

武家女性では、三代将軍を巡る幕府内の対立に春日局が尽力したという。ま
た、徳川13代将軍正室天璋院と14代将軍正室和宮が嫁姑の確執を捨て、命
を賭けて江戸城を無血開城に導き、二人で徳川の幕を引いて時代を変え、明
治維新につながる道を開いた。

庶民女性では、八百屋お七は歌舞伎や文楽でよく取り上げられ、浮世絵も有
名である。大火の避難先の寺で知り合った寺小姓と恋仲になり、再会したいば
かりに自宅に放火をし、火あぶりの刑で江戸庶民の同情をかう。女の恋心と切
なさは現代にも通じる思いであろう。日本橋三越本店は三井越後屋呉服店とし
て創業したが、「店先売り」「現銀掛値無し」で繁盛し、今に引き継ぐ。これはひと
えに三井高利の母、殊法の才覚であるというが、三井殊法は江戸時代の商才
に長けていた女商人であり、庶民女性でもある。

芸能者では出雲阿国が創り出したかぶき踊りが人々の人気を得て、阿国が男
装して踊ったことなどから遊女屋でも取り入れられ、遊女歌舞伎として全国に広
まった。男装した遊女などとの掛け合いなどが風紀の乱れと幕府からの取り締
まりを受け、以後女性の芸能者は舞台に立つことが禁止された。今でも歌舞伎
の舞台に女性は立つことができない。遊女では湯女であった勝山が侍風の男
装と才気、人柄で人気となり、吉原遊郭でトップスターの太夫に上り詰めた。
花魁道中では吉原の伝統を覆し、外八文字で歩いたという。着物の丹前、勝山
髷などは勝山が世に広めた文化である。
高尾太夫も有名であるが、吉原遊郭は衣装や髪型などファッションの先端を発
信する所であり、さまざまな文化を下から上へと伝播させる所でもあった。太夫
とは、芸事、教養、文学、人柄、品位など全てにおいて優れ、男性と対等に渡り
合う器量をもっていた。ほーりーさんは三分野の女性を取り上げながら、世界
における今日の日本のジェンダーギャップ指数の低さを示され、江戸時代の方
がよほどそのギャップがなかったのではないかと投げかけられました。ジェンダ
ーギャップをなくすことは若い人たちのためにも私たちの課題であると思います。

受講者からは・とても分かりやすい講座でお話が面白かった。・たくましく生きる
江戸の女性のエピソードを交えながらで楽しかった。・女性の視点からの説明
が新鮮だった。・江戸の女性が生き生きと暮らしていたというお話に感銘を受け、
文化が下から上に伝わるのは日本独自だと知った。など楽しく講演を聞かれた
方が多く、とても好評でした。
私は初めてほーりーさんの講座を担当し、やり取りする中でまだ若いのに誠実
で勉強家の方だなと感心しました。控室でも公演寸前まで、原稿を繰り返しチェ
ックされておりましたが、気軽に声掛けができる雰囲気の柔らかさがありました。
これからもますますほーりーファンが増えることと思います。 (林 令子)

講座実施報告はこちら↓
http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-220923_edono.hiroin.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      楽学の会(がくがくのかい)からのお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆「楽学の会」ホームページのご紹介

NPO法人「楽学の会」ではホームページを開設しています。
当会が企画・運営する「あだち区民大学塾」事業で開催される様々な講座
のお知らせや生涯学習センター、行政等が開催する学習事業等に「運営ボ
ランティア」として参加、参画の情報も掲載しています。
是非ご覧ください。

アドレスは https://gakugaku2.main.jp/ または「楽学の会」で検索

◆「楽学の会」では会員を募集しています。

「楽学の会」は、平成8年5月に結成された全国でも数少ない学習ボランテ
ィアグループです。この活動は、生涯学習の推進を目指して、区民に学び
の機会を企画・提供し、生涯学習センターとの連携・協働による講座・講
演会を行い、「地域の学ぶ人々の支援と、自らの学び輝きを目指す」を理
念としたボランティア活動です。平成15年4月より、NPO法人として活動し
ています。

 ■講座・講演会を企画し、区民に提供する活動をしています。
  教育委員会及び生涯学習センターと共催です(あだち区民大学塾)。

 ■生涯学習センター・行政等が実施する学習事業等に、「運営ボランテ
  ィア」として参加・参画しています。
  皆さん、余暇を利用して参加しませんか。自らが輝きます。

  問合せ先:楽学の会事務局 江川武男
          E-Mail:takeo-wg@cj9.so-net.ne.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     ●次号配信は、2022年11月初めの予定です
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

発行者:NPO法人 あだち学習支援ボランティア 楽学の会
  https://gakugaku2.main.jp/

○配信希望、アドレス変更、配信停止などはこちらへ
  http://gakugaku.main.jp/merumaga/Mmg-touroku-henkou.html
○当楽学の会メールマガジンのバックナンバーはこちらへ
  http://gakugaku.main.jp/merumaga/backnumber.html
○このメールマガジンは転送自由です。
お友達やお知り合いに転送してください。
また、本メールマガジンの新規登録は大歓迎です。登録は下記から。
   http://gakugaku.main.jp/merumaga/Mmg-touroku-henkou.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━