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│楽│学│の│会├┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬┤第│195│号│
└─┴─┴─┴┬┘│メ│ー│ル│マ│ガ│ジ│ン│└┬┴─-┴─┘
         └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ 2023/12/01

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    楽学の会ホームページ https://gakugaku2.main.jp/
   
楽学の会メールマガジン12月号をお届けします。
あだち区民大学塾の2024年1月講座をご案内します。


◇◆受講申込は往復はがきに加え電子メールでの申込みも可能です◇◆
メールアドレス:info@gakugaku.main.jp
   このメール・アドレスはリンクされておりません。キーボードから入力ください。

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┃も┃く┃じ┃
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◆◆あだち区民大学塾 2024年1月講座 開催案内

  ・大河「光る君へ」~平安の女流文学から学ぶ~

●●あだち区民大学塾 開催報告(10月)
  
  ・鴎外と漱石ー交差する二人ー

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      あだち区民大学塾講座 開催案内(2024年1月開催)
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 ★★★★ 大河「光る君へ」~平安の女流文学から学ぶ~
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 令和6年のNHK大河ドラマは「光る君へ」。
その平安時代には天皇や皇后の知識と教養を高めるために、優れた貴族の娘を
教育係として宮中に出仕させました。
 その中には「源氏物語」の紫式部、「枕草子」の清少納言、「和泉式部日記」
の和泉式部などがいました。これら3人の作品と生き方、それに時代背景について
学びます。

講座開催案内チラシ:
https://gakugaku2.main.jp/wp-content/uploads/2023/10/24.01.14.murasakisikibu.pdf

 
講 師  榊原 金市氏
          NPO法人シニア大楽 講師、歴史研究家

  開催日時:1月14日・21日 毎回日曜日 午後2時~4時
 
  講義内容

    第1回 平安時代の背景、清少納言と「枕草子」
                  和泉式部と「和泉式部日記」
      
    第2回 紫式部と「源氏物語」

   
  会 場:足立区生涯学習センター(学びピア21内) 4階 講堂
      (足立区千住5-13-5)
     
  定 員:100名(抽選)

  受講料:1,500円(全2回分初日に会場でお支払い下さい)

  申込方法:(1)往復ハガキで 下記申込先へ郵送下さい

       (2)メールで申込、下記メールアドレスへ申込み下さい
            info@gakugaku.main.jp 

(1)(2)とも 住所、氏名(フリガナ)、電話番号、
         「光る君へ」と明記して申込下さい(連名可)

  申込先:〒120-0034 足立区千住5-13-5
       足立区生涯学習センター内「あだち区民大学塾事務局」
        
  問合せ先: 電話/FAX 03-5813-3759(平日午後1時~4時)

  申込締切:令和5年12月26日(火)必着

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      あだち区民大学塾講座 開催報告(10月開催講座)
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 ★★★★ 鴎外と漱石 ー交差する二人ー
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10月15・29日・11月5日の毎回日曜日に3回にわたり生涯学習センター5階研修室1にて
開催された。講師は森鴎外記念会常任理事の倉本幸弘氏。
応募者は49名・受講者は41名・出席者は第1回39名・第2回37名・第3回34名で
累計110名であった。

 第1回は「森鴎外と夏目漱石<「猫」の家>」で、「猫の家」が紹介された。
明治23年(1890)現在の文京区向丘2-20-7に森鴎外は居を構えた。その後現森鴎外
記念館のある文京区千駄木1-23-4の「観潮楼」に移った。向丘の家には明治36年
(1903)夏目漱石が住むことになり、「猫の家」といわれ現在明治村に保存されている。
明治40年(1907)漱石は漱石山房(新宿区早稲田南町7)に移り住んだ。その後、鴎外
の1862~1922年の60年と、漱石の1867~1916年の49年の人生を対比した年表で紹介
された。
子供時代1969年に漱石は浅草三間町にすむが、1872年に鴎外は向島小梅村に住み、
隅田川を挟んで対岸に住んでいた。鴎外は生涯官僚を貫き、漱石は1907年に東大を辞し、
朝日新聞に就職する。1884年鴎外はドイツに留学し、1900年漱石はイギリスへ留学した。
1910年鴎外は「青年」を、1908年漱石は「三四郎」を発表した。1890年鴎外は「舞姫」を、
1914年漱石は「こころ」を発表した。
二人の生涯を通じて「交差する二人」の様子が紹介された

 第2回は「『青年』と『三四郎』」で、まず「三四郎」の内容が紹介され、熊本育ちの
小川三四郎と里見美禰子のプラトニックな恋愛が1908年に朝日新聞に連載され評判と
なった。それに刺激されて鴎外は1910年「青年」を「スバル」に連載した。作家志望の
小泉純一と坂井夫人れい子の恋愛を描き、両作品とも青春小説の代表作品となっているが、
恋愛の内容は対照的であった。「青年」は途中で終わっており未完成と言われている。

 第3回は「『舞姫』と『こころ』」で、鴎外の「舞姫」は1890年「国民の友」に発表
された。生い立ちからドイツに留学した経験を描いている。主人公は日本への帰国船の
サイゴン停泊中に留学時を振り返っている。彼は貧しい娘エリスとの恋愛がばれて帰国を
命ぜられた。エリスは妊娠しているが、友人の世話で大臣の通訳となりエリスを残して
帰国することになる。
「こころ」は1914年に「朝日新聞」に連載された。「上 先生と私」「中 両親と私」
「下 先生と遺書」の3部構成。「下 先生と遺書」が先に書かれ、この作品の主要部分
となっている。鎌倉由比ガ浜で知り合いとなった「先生」は「暗い過去」があった。
それは友人が愛している女性を奪ってその女性と結婚することになり、友人は自殺して
しまった。それがこころの負担となって、ついに自分も自殺してしまう。
両作品は学校教材となっており、受講者も若いときに読んだ方が多かった。
鴎外の「舞姫」に刺激を受けて「こころ」が書かれた。「舞姫」は自我に目覚めながらも
国家に縛られてゆき、「こころ」は寂しさを抱えて死んでゆく。
3回にわたり、鴎外と漱石という明治を代表する二人の大作家の生い立ちや時代の生き
方、作品へのかかわり方を「交差する二人」として対照的に示して講義をしていただいた。

受講者の言葉
・鴎外記念館の特別展と連動していてとても有意義な講座でした。これから千駄木を
散策して二人の作家の研究を深めたいと思います。
・2人の生きた時代背景、国からの圧力をひしひしと感じる舞姫でした。
・講師が作品を朗読して頂いたことが大変印象的です。講師と受講者とのQ&Aが
興味深く聞くことで作品と作者をより楽しむことができた。
倉本講師に鴎外作品の再度の企画を望みます。
・作家そして作品別に詳細に内容を分析し、文章に潜む奥深い推理がとても印象的。
 また講師の文学作品は他の分野(美術や音楽)と同様に芸術であるとの言葉が
感動的でした。
・一回読んで読んだつもりになっていた小説を改めて面白さに気づかされた。
・先生は「作者が何を言いたいのか?」というのはナンセンス。
漱石がエゴイズムを言いたいというより、エゴイズムをどういう形で表現している
のか、そこを見るべきと言われたのにすごく道が開かれた気分です。  (糸井史郎)

講座開催報告はこちら ↓
http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-231015-ougai&souseki.html
カラー写真付きでご覧いただけます。

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      楽学の会(がくがくのかい)からのお知らせ
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NPO法人「楽学の会」ではホームページを開設しています。
当会が企画・運営する「あだち区民大学塾」事業で開催される様々な講座
のお知らせや生涯学習センター、行政等が開催する学習事業等に「運営ボ
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「楽学の会」は、平成8年5月に結成された全国でも数少ない学習ボランテ
ィアグループです。この活動は、生涯学習の推進を目指して、区民に学び
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演会を行い、「地域の学ぶ人々の支援と、自らの学び輝きを目指す」を理
念としたボランティア活動です。平成15年4月より、NPO法人として活動し
ています。

 ■講座・講演会を企画し、区民に提供する活動をしています。
  教育委員会及び生涯学習センターと共催です(あだち区民大学塾)。

 ■生涯学習センター・行政等が実施する学習事業等に、「運営ボランテ
  ィア」として参加・参画しています。
  皆さん、余暇を利用して参加しませんか。自らが輝きます。

  問合せ先:楽学の会事務局 福田 哲郎
          E-Mail:tefukuda2002@yahoo.co.jp

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     ●次号配信は、2024年1月初めの予定です
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