【講座開催日】2024年6月14日・21日

6月14、21日(金)の両日、2回にわたり生涯学習センター研修室1において開催された。
講師は足立区合唱連盟理事長でNAOコーラスグループ主宰の近藤 直子氏。
応募者は58名、受講者は53名であった。

                          

第1回は「発声の仕組み、呼吸との関わり」声と呼吸の関係の「呼吸について」で、呼吸には大きく分けて肺で行われる換気の外呼吸と細胞組織内で行われている内呼吸の2種類ある。呼吸器官別には鼻呼吸と口呼吸があり、肺は自分で動く心臓とは違い肺のまわりの肋骨と肋骨の間の筋肉を使う胸式呼吸と横隔膜を使う複式呼吸で動かしている。私たちの呼吸は二刀流で無意識と意識呼吸とがあり、また全身の筋肉が関与して呼吸が成り立っていることを図解により学んだ。実践では受講生が2人1組で背中の筋肉をリラックスさせて体振動を感じながら「うみ」の歌を歌う体験を行った。

                

第2回は「発声の仕組み、呼吸との関わりⅡ」声と呼吸の関係の「声について」で、声帯は①粘液層②粘膜層③筋膜の3つの複雑な層からなっており、咽頭にある左右にあるヒダ状の声帯は呼吸時では全開であるが、ヒダを閉じて通る空気を振動させ声をだす。声帯の細く長くや太く短くといった動きにより高い声、低い声がつくられる。また、声帯が輝く場の自分の立ち位置を知っておくため正しい姿勢(理にかなった姿勢)についてや自然呼吸と努力呼吸には座骨と足底の活用が大切であるなど、呼吸に関わる筋肉、骨格との連携を図解により学んだ。第2回では第1回目より実践の時間を多くとり2人1組で全身を使い呼吸から声に導く体験を行った。最後にこれまで学んだことを活かし「ふるさと」の歌を歌い会場をふるわせた。

                          

受講者の言葉
・発声と呼吸を含めた音楽講座はなかなか無いので大変よかったです。・背骨にひびく感覚を知ることができました。
・実際に歌唱指導をしているプロの方からのお話し大変参考になりました。「実践」普通経験できないとても良い機会でした。
・発声をする為に呼吸がどれだけ大切か、意識することが出来ました。リラックスすることの大切さ、体の作り方とてもよかったです、ためになりました。
・呼吸のしくみが図解付きで大変わかりやすかったです。背中ほぐしが大変ココチよくみんなで声を出して歌をうたったのがとても楽しかったです。 
                                 (西村雅美)



   

あだち区民大学塾講座 講座開催報告

近藤 直子音楽講座 ~声を育てるエクササイズ~

講座開催報告

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