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│楽│学│の│会├┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬┤第│118│号│
└─┴─┴─┴┬┘│メ│ー│ル│マ│ガ│ジ│ン│└┬┴─-┴─┘
         └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ 2019/8/01

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        楽学の会 http://gakugaku.main.jp/

7月の東京は日差しが乏しく青空に恵まれませんでした。今年は冷夏なのだろう
かと思っていましたが、暑さが戻ってきました。このところ世界中で異常気象が
続いています。ヨーロッパでは激しい熱波に見舞われて、各国は対応に追われて
いると報じられてています。インドではこの夏の猛烈な熱波のために死亡した人
が100人を超えたと言われています。今後数年で猛暑は一層の過酷化が予想され、
人道危機を招く可能性や、国土の相当部分が暑すぎて居住不可能になる可能性も
指摘されているとのこと。

メキシコでは一転大量のひょうが降り、最も多いところで2メートルも積もった
という。メキシコ当局は「気候変動は実在するのではないか」とコメントしてい
ます。また、アメリカや北極圏では熱波が続き、最高気温を記録していると報道
されています。

皆さん、暑さに負けずこの夏を乗り切りましょう。


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いたします。

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る情報などをご案内するものです。

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◆令和元年度受託講座 開催案内

・幸せのメカニズム「幸福学」を知ろう

◆あだち区民大学塾講座 開催案内

  ・江戸時代が良く判る「江戸庶民の暮らし」入門

◆あだち区民大学塾講座 開催報告

  ・遠藤周作を読む ~人間の弱さ・哀しさとは~

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            令和元年度受託講座 開催案内
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 ★★★★   幸せのメカニズム「幸福学」を知ろう
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現代社会は情報あふれ人間関係が複雑化し多くの人がストレスを受けやすい状況
にあります。こうした現状に対処するのが「幸福学」です。近年幸せについての
心理学研究が進み、幸福度が高い人ほど心の病にかかりにくいことがわかってき
ました。本講座では「幸福学」を学ぶことでどのように不安やストレスに対処で
きるのか、どうやって怒りの感情を処理するか、どうすれば幸せになれるかを考
えます。

講座開催案内チラシ:
http://gakugaku.main.jp/lect/tirasi/1909-kouhukugaku.pdf

  講 師:岡本 直子氏

     慶應義塾大学大学院 システムデザインマネジメト研究科 特任助教

  開催時間:毎回  午後7時~8時30分

  講座・テーマ:全4回講座

   第1回 9月 6日(金)幸福学を知ろう
~幸せになるためのメカニズムとは? 
     
   第2回 9月13日(金)幸福学を実践しよう(1)
~毎日の生活に取り入れるハッピーエクササイズ
「ありがとう因子」「なんとかなる因子

 第3回 9月27日(金)幸福学を実践しよう(2)
             「ありのまま因子」

第4回 10月4日(金)幸福学を実践しよう(3)
「やってみよう因子」

会 場:足立区生涯学習センター(学びピア21内)5階 研修室4
 
  受講対象:16歳以上の方

  定 員:30名(申込先着順)

  受講料:2,000円

申込方法:生涯学習センターへお電話、インターネット、直接窓口へ
TEL.03-5813-3730
     〒120-0034 足立区千住五丁目13-5 学びピア21 4階
     インターネット
     https://reserve.city.adachi.tokyo.jp/webcls/

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          あだち区民大学塾講座 開催案内
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 ★★★★   江戸時代が良く判る「江戸庶民の暮らし」入門
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江戸時代は長い鎖国の時代と言われていますが、元禄・文化・文政と文化の爛熟
期もありました。そこで江戸の庶民は、お金や時間・暦とどう暮らし、盛り場や
季節ごとにどのように楽しんだのかを知って、江戸人を体感してみましょう。

講座開催案内チラシ:
http://gakugaku.main.jp/lect/tirasi/1909-edoshomin.pdf

  講 師:大沢正明 氏 江戸文化歴史検定試験一級

  開催日時: 9月14日、21日、28日 毎回 土曜日 午後2時~4時
 
  講義内容

   第1回 貨幣と時間と暦のはなし

   第2回 季節ごとの行楽と盛り場のはなし

第3回 現地学習・江戸の町並みと江戸庶民の暮らし体感
(深川江戸資料館)

会 場:足立区生涯学習センター 5階 研修室 1

  定 員:50名(抽選)

  受講料:2,000円
      (深川江戸資料館団体入館料300円別途)

申込方法:往復ハガキに、住所、氏名(フリガナ)、電話番号、
       「江戸庶民の暮らし」と明記の上郵送(連名可)

  宛  先:足立区生涯学習センター内「あだち区民大学塾事務局」
       〒120-0034足立区千住5-13-5

  問合せ先: 電話/FAX 03-5813-3759(平日午後1時~5時)

  申込締切:令和元年8月23日(金)必着

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          あだち区民大学塾講座 開催報告
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 ★★★★   遠藤周作を読む ~人間の弱さ・哀しさとは~
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7月4・11・18日(毎木曜日)に開催。講師は遠藤周作の元番記者の原山建郎氏。

第1回目 「おバカさん」(1959年)主人公の珍事が人々の心を満たしていくユ
ーモア小説。この作品は一見ユーモア小説風であるが、講師によるあらすじの紹
介で四人の登場人物のそれぞれの行動が明らかにされる。講師の気付きに寄れば、
能舞台のシテ(仕手)とワキ(脇)の役割にたとえられる。インテリやくざの遠
藤(シテ)の復讐劇にまきこまれる主人公・フランス青年ガストン(ワキ)、案
内人の二人の兄妹は観客の代表である。「ワキ」には人間の迷いを表現する「シ
テ」を最後まで見届ける役目があり、永遠の闇の中から引き出してくると解説さ
れた。果たして、主人公は本当に「おバカさん」なのだろうか?いや一番大きな
働きをしているのではという疑問、問いかけ。冒頭に紹介された、松尾芭蕉の
「おもしろうて やがて悲しき鵜舟かな」の句の世界にも通じているのでは…。
後半は、「狐狸庵先生」、「ぐうたら人間学」「おどけと哀しみ」などのエッセ
イ集やベストセラー作品の面白さ、講師への遠藤周作からの電話のエピソードな
どユーモアあふれるお話が続きました。 

第2回目 「沈黙」(1966年)踏絵と<神の沈黙>、神と信仰への問いをなげかけた
作品。今回も講師の熱意に圧倒されそうな沢山の資料が用意されました。主な登
場人物は主人公のポルトガル人司祭ロドリゴ、フェレイラ神父、百姓信徒三人(そ
のうちの一人は、何回も転び、裏切るキチジロー)、通辞一人、役人(出世のため
に一度は洗礼をうけた井上筑後守)である。役人の隠れキリシタンに対する踏絵
による執拗な追求、穴吊りによる拷問。追い詰められた主人公のうちに生じた信
仰上の悩み、懐疑、神の存在、西洋と日本の思想的断絶、キリスト信仰の根源的
な問題を作者も底深く共有する。

次に順子夫人の対談「こころの時代」に触れ、夫からの宿題としての長崎県外海
町の「遠藤周作とすべてのキリシタンの追悼ミサ」に関わるいきさつ、作者の生
きざまについて解説された。さらに芥川龍之介の切支丹小説「おぎん」、「おし
の」も紹介された。講師の「作品はその人なりの読み方でよく、読んだ人のもの
であり、何回か読んで、そう言う事だったのかと後で解ることがある」という言
葉が心に残りました。

第3回目「深い河 ディープ・リバー」(1993年)母なる河、ガンジスは人間の迷いや苦
しみを包んで流れる。初めに遠藤周作座長のとてもユニークな劇団「樹座」の紹介
があり、続いて講師の著書発行にまつわる作者の怒りについてのお話があり「創
作日記・病状日記」の紹介の後に、やまとことばの「やまひ」に言及され、作者が
終生、病気から離れることが出来ず、この作品も文字通り骨身を削って最晩年に書
かれた長編であるとのことでした。タイトルは初め「河」でしたが、作者が黒人
霊歌を聞き、ダブルミーニング(二つの意味)に変更されたとのことでした。
母なるガンジス川、故郷へ集うヨルダン川、希望を阻むミシシッピ川、すべてを
許し包み込んで、緩やかに流れる。物語はインド仏跡旅行に参加した五人の登場
人物の迷い、苦しみ、悲しみ、かすかな希望が作者自身の人生と重なるように描
かれている。テーマはキリスト教の復活、身代わりである。復活は蘇生と混同さ
れるが、自分を生かしている大きな生命の中に戻ることを言う。ちなみに第五章
に「おバカさん」のガストンが登場する。マハトマ・ガンジー語録集や井上洋治
神父の「法然上人への思い」や、「絵伝{室の泊(むろのとまり)}」に寄れば、ど
のような宗教であれ、その根底にあるものは共通である。宗教対立や宗教的多元主
義についても話された。
最後に、順子夫人の著書から常磐津の作品「文(ふみ)の別れ」の心に残る手紙、
「百万年のお命すごされた後、ゆるりゆるりと参られよ、必ず連座をあけて待ち
居り候」がとても感動的でした。


上記の開催報告が写真付きでご覧いただけます。
http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-1907_endou.shuusaku.html

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          楽学の会(がくがくのかい)からのお知らせ
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当会が企画・運営する「あだち区民大学塾」事業で開催される様々な講座のお知
らせや生涯学習センター、行政等が開催する学習事業等に「運営ボランティア」
として参加、参画の情報も掲載しています。是非ご覧ください。

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「楽学の会」は、平成8年5月に結成された全国でも数少ない学習ボランティア
グループです。この活動は、生涯学習の推進を目指して、区民に学びの機会を
企画・提供し、生涯学習センターとの連携・協働による講座・講演会を行い、
「地域の学ぶ人々の支援と、自らの学び輝きを目指す」を理念としたボランテ
ィア活動です。平成15年4月より、NPO法人として活動しています。

 ■講座・講演会を企画し、区民に提供する活動をしています。
  教育委員会及び生涯学習センターと共催です(あだち区民大学塾)。

 ■生涯学習センター・行政等が実施する学習事業等に、「運営ボランティア」
  として参加・参画しています。

  皆さん、余暇を利用して参加しませんか。自らが輝きます。

 問合せ先:楽学の会事務局 江川武男

     E-Mail:takeo-wg@cj9.so-net.ne.jp

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