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│楽│学│の│会├┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬┤第│142│号│
└─┴─┴─┴┬┘│メ│ー│ル│マ│ガ│ジ│ン│└┬┴─-┴─┘
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       楽学の会 http://gakugaku.main.jp/
                             
新年あけましておめでとうございます。
楽学の会メールマガジンをお届けします。
あだち区民大学塾の2021年2月講座を案内します。

あだち区民大学塾は足立区の施設運営ガイドラインに沿って
感染防止対策をして開催しています。
 ・受付に手指消毒液設置、部屋の換気実施します
 ・資料は机の上に事前に配布します
 ・受講者の皆様へのお願い
   ・マスク着用で出席お願いします
   ・体調が悪い方は受講をお控え下さい

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┃も┃く┃じ┃
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◆◆あだち区民大学塾 2月講座 開催案内

  ・近藤直子音楽講座 呼吸と発声の仕組み~声を育てる~

●●あだち区民大学塾 実施報告

  ・千住の文化人 安藤昌益から佐藤元萇・森鴎外へ

  ・“食品ロスの実態” 一人ひとりができること

●●生涯学習センター受託講座 実施報告

  ・タンパク質から学ぶ ウイルス感染症と生活習慣病

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      あだち区民大学塾講座 開催案内(2月開催)
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 ★★★★ 近藤直子音楽講座 呼吸と発声の仕組み~声を育てる~ 
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私達はみな個々に素晴らしい声を持っています。しかし、日々のストレスや
肉体の衰え、姿勢の癖など様々な原因で呼吸が浅くなり、本来の声を使えて
いないことも多いのです。
また、身近すぎてその仕組みは意外に知っているようで知らずに使っていま
す。声はどのようにして出ているのか?声の良し悪しは声帯で決まるのか?
声は使わないと出なくなるのか?など素朴な疑問に答えながら学んでいきま
す。
 
講座開催案内チラシ:
http://gakugaku.main.jp/lect/tirasi/2102-ongaku.kyoushitu.pdf

  講 師  近藤 直子 氏
         足立区合唱連盟理事長
         NAOコーラスグループ主宰
 
  開催日時:2月2日(火)、26日(金) 午後2時~4時
 
  講義内容

    第1回 呼吸の仕組み
         全身で呼吸を感じてみましょう
         胸式呼吸と腹式呼吸、外呼吸と内呼吸
         
    第2回 発声の仕組み
         あなたの声を育てよう
         骨格と共鳴が創る魅力的な声
 
 会 場:足立区生涯学習センター(学びピア21内)
         1回目 5階 研修室1、2回目 4階 講堂

 定 員:30名(抽選)

 受講料:1000円(全2回分初日に会場でお支払い下さい)

 申込方法:往復ハガキに 住所、氏名(フリガナ)、電話番号、
     「音楽講座」と明記して申込下さい(連名可)

  宛 先:足立区生涯学習センター内「あだち区民大学塾事務局」
        〒120-0034足立区千住5-13-5

  問合せ先: 電話/FAX 03-5813-3759(平日午後1時~5時)

  申込締切:令和3年1月18日(月)必着


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      あだち区民大学塾講座 実施報告(11月~12月開催)
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 ★★★★ 千住の文化人 安藤昌益から佐藤元萇・森鴎外へ 
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11月28日・12月5日・12日・19日の4回にわたり、コロナ対策を行い開催され
た。講師は「安藤昌益と千住宿の関係を調べる会」事務局長で足立区在住の
矢内信悟氏。受講申込は40名、受講者29名、延べ出席者108名であった。

 第1回は「もう一つの千住史」として、江戸城や日光東照宮造営の大棟梁
であった甲良家の千住の屋敷跡(旭町)を譲り受けた田村藍水が薬草の人参
栽培を行い、そこに平賀源内が弟子入りして薬品会を開催した。更に同時期
に千住の小塚原で、杉田玄白・前野良沢らが日本初の人体解剖を行い、千住
は南北一体で本草学・解剖学など、近代医学の発祥の地であったことなどが
紹介された。

 第2回は「安藤昌益」で安藤昌益の生涯・著書「自然真営道」の思想・千
住における「自然真営道」の発見とその後の昌益研究の足跡が解説された。
「自然真営道」は複数刊行された刊本(3巻)と著者の原稿である稿本101巻
・93冊)の2種類があり、その稿本が千住の橋本家に存在したが東大図書館
に寄贈されたものの、関東大震災により焼失してしまった。幸い肝心な部分
12冊は貸出されており現存している。昌益の思想は多岐にわたっているが、
1例を上げると「不耕貪食」(耕ズシテ貪リ食フ)で、支配者(貴族・武士)
や寄生者(仏者・学者・商人)など生産労働しない者を激烈に批判している
。司馬遼太郎は昌益を日本で唯一の独創的な思想家」と評価している。

 第3回「佐藤元萇」は会津出身の漢方医であるが、「自然真営道」所蔵の
千住の橋本家に出入りして、橋本玄益の跡を継いで診療も行っている。鴎外
は千住時代に元萇に漢詩の指導を受けている。「元萇日記」(1851~71年)
は2009年に発見され、「安藤昌益と千住宿の関係を調べる会」により2020年
4月に翻刻・刊行された。「元萇日記」により今まで判らなかった部分の千
住の文化史が明らかになってきた。

 第4回は「森鴎外」。鴎外と千住との関係・人物像の紹介から始まり師弟
関係にあった佐藤元萇との関係を探っていった。まず鴎外は日記を書いてい
ると思われるが、全集が出るごとに3次に渡って小出しに浄写本が発表され
ているが現物の所在が不明である。更に元萇との関係は不明な点が多いもの
の、かなり親密な交流があり、ドイツ時代にも手紙の交換がされているが、
元萇の子・益太郎から元萇の千住時代を明らかにしないように頼まれたのが
一つの理由として指摘された。

受講者のご意見。
・母校である千寿第四小学校(常東小)時代に「嘉慶樹の碑」について先生
方より話は聞いておりましたが、そこに「エレキテル」で有名な「平賀源内
」が居たとは思いもよりませんでした。このように知らない史実を学ぶこと
が出来大変楽しい講座をありがとうございました。
・小学生のとき足立区に引っ越してきてから半世紀以上暮らしてきたのに、
地元のことについて全く知りませんでしたが、今回受講させて頂き、江戸期
からこんなに文化的に発展していたエリアだったということを知って、誇ら
しい気持ちになりました。先生のお話はとても判り易く、何よりご自身の熱
意が伝わってきて、2時間があっという間に感じられました。
熱のこもった調査活動と講義に大きな拍手が送られた。  (糸井史郎)

講座実施報告はこちら↓
  http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-2011_senjuno.bunkajin.html

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 ★★★★ “食品ロスの実態” 一人ひとりができること 
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 12月1日・15日(火)2回講義、会場は 生涯学習センター 研修室1、
応募者18名、受講者18名、延べ人数28名

 第1回目は東京都環境科学研究所 環境資源研究課 主任研究員の小泉裕靖
氏を講師に迎え「食品ロスの実態と削減行動の取組み」~一人ひとりができ
ること~というテーマで、開催されました。本来は、食べられるのにも係ら
ず、捨てられている『食品ロス』の実態について、廃棄の量は外食産業が1
番多く、2番目は家庭系となっている。なぜ、食品ロスは出てしまうのか、
そこには業界の3分の1ルール、商習慣「日付後返品拒否」問題が関わって
いると指摘された。
削減の取組みとしては「もったいない運動」や「削減キャンペーン」などが
取組まれている。また、新型コロナ禍の影響として、休校や店舗の休業の影
響で在庫の問題が発生しているが、それらは、ネット販売やテイクアウト等
の解決策が取られている。今、一人ひとりが出来ることとして
①冷蔵庫の中をチェックしてから買物に行く
②空腹で食材を買わない
③棚の奥から商品を取るのは止めよう等がある。
消費期限は安全の目安、賞味期限はおいしさの目安、良く考えて自分の行動
を決めようと強調されました。

  第2回目前半は足立区環境部ごみ減量推進課 資源化推進係長の梶原禎顕
氏による「食品ロスを減らしましょう」と「足立区のごみ減量対策」につい
てという内容で「3010(さんまるいちまる)運動」で食べ残しはご法度!自宅
でも実践!食事時には食べきることを心がけよう。又もったいないレシピの
紹介があり、一人ひとりの工夫で食品を使い切ろう!と提言されました。

 後半は「“がきんちょ”地域食堂」代表 大山光子氏の子ども食堂での取
組みについて紹介があり「みんなで楽しく食べよう」を目標に、食材をスタ
ッフや知人からの持寄りやセカンドハーベスト等からの受取りで運営して
おり、見知らぬ人が大勢で食事をすることでやさしい町づくりが出来るので
はと話されました。

受講生からは有効な行政の取組みにはどんなものが多いのか、食品の無駄を
出さない為に何ができるか、世界的視野で貧困を考えなければ等の意見や感
想が出されました。               (市川道子)

講座実施報告はこちら↓
  http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-2011_foodloss.html

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      生涯学習センター受託講座 実施報告(11月~12月開催)
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 ★★★★ タンパク質から学ぶ ウイルス感染症と生活習慣病 
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「心と体の健康講座」シリーズとして、今年度は11月6・13・20・12月4日
(金)午後7時~8時30分の4回講座で応募者25名、受講者20名、延べ68名
の講座でした。講師は千葉大学名誉教授、元千葉大学大学院医学研究科教授
博士(理学)専門分野は分子生体制御学の木村定雄氏が務めてくださいまし
た。

第1回の講義は、「ウイルス感染症」(呼吸器感染症)について以下の6項
目で解説頂きました。①世界の新型コロナウイルス感染状況(ジョンズ・ホ
プキンス大学による感染者数Map)②呼吸器の構造と機能③呼吸器感染症と
は?(かぜ、インフルエンザ、肺炎)④ウイルス感染症(ウイルス接着・侵
入・増殖のしくみ)
⑤新型コロナウイルス感染症(治療薬・ワクチン)⑥今後の行方(PCR検
査・抗原検査・抗体検査、など)の流れで進みました。
初めて知ることが多かったのですが、導入で、現在、新型コロナウイルス感
染者が全世界で毎日30万人ずつ増えているとの数字に驚き、恐ろしくなりま
した。
講義はかなり専門的な用語での説明でしたので十分に理解できないところが
多々ありましたが、新型コロナウイルスの遺伝子変異や血管の炎症を抑制す
る薬の可能性等のお話は勉強になりました。

第2回の講義は、「高血圧」について以下の7項目で解説頂きました。
①循環器系の構造と機能 ②高血圧とはー原因と血圧調整のしくみ ③高血
圧の検査と診断 ④高血圧の薬物治療 ⑤血圧を上げない生活習慣 ⑥高血
圧を改善する食事療法 ⑦高血圧の運動療法 の流れで進みました。
高血圧が引き起こす病気の説明と高血圧を放っておくとどうなる?の説明で
は、身を乗り出しました。そして高血圧の人が積極的にとりたい食品の説明
では、なぜそのようにバランスよく食べなければならないかがよく分かりま
した。

第3回の講義は、「脂質異常症と肥満」について以下の5項目で解説頂き
ました。①資質とは? ②脂質異常症とは? ③脂質異常症の薬物治療 ④
脂質異常症の管理―生活習慣病・食事療法・運動療法 ⑤肥満とは の流れ
で進みました。
コレステロールって何ですか?のお話では、体内でさまざまなものの材料に
なり、生きる上で欠かせないものですとの説明で勉強になりました。食べ物
から約30%とり、肝臓で約70%つくられるとのことでした。又、若い頃と同
じ食事量は中年期では“食べ過ぎ”との説明にも合点しました。

第4回の講義は、「糖尿病」について以下の5項目で解説頂きました。
①糖質の代謝 ②糖尿病とは(1型糖尿病・2型糖尿病) ③糖尿病の検査
(血糖値、HbA1c、ブドウ糖負荷試験 ④糖尿病の合併症(網膜症、神経
症、腎症) ⑤糖尿病の治療法(食事療法、運動療法、薬物療法)の流れで
進みました。
前段で“こんな人が糖尿病になりやすい”のイラスト付きの8例が示されま
した。私に当てはまるところが2~3ほどあり、ドキッとしました。その後
の食事療法、運動療法、薬物療法の説明ではかなり気合を入れて講義に集中
しました。

受講者から質問や感想等を受け付けて講師が次回に文書で回答するのですが
、受講者の方々はとても医学に関心が高く、専門的な質問もありました。
その質問に答えられる木村講師の回答も図解入りの丁寧な表現での回答で
勉強になりました。                   (佐々木善光)

講座実施報告はこちら↓
  http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-011_jutaku_tanpakusitu.html


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      楽学の会(がくがくのかい)からのお知らせ
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◆「楽学の会」ホームページのご紹介

NPO法人「楽学の会」ではホームページを開設しています。
当会が企画・運営する「あだち区民大学塾」事業で開催される様々な講座
のお知らせや生涯学習センター、行政等が開催する学習事業等に「運営ボ
ランティア」として参加、参画の情報も掲載しています。
是非ご覧ください。

アドレスは http://gakugaku.main.jp/ または「楽学の会」で検索

◆「楽学の会」では会員を募集しています。

「楽学の会」は、平成8年5月に結成された全国でも数少ない学習ボランテ
ィアグループです。この活動は、生涯学習の推進を目指して、区民に学び
の機会を企画・提供し、生涯学習センターとの連携・協働による講座・講
演会を行い、「地域の学ぶ人々の支援と、自らの学び輝きを目指す」を理
念としたボランティア活動です。平成15年4月より、NPO法人として活動し
ています。

 ■講座・講演会を企画し、区民に提供する活動をしています。
  教育委員会及び生涯学習センターと共催です(あだち区民大学塾)。

 ■生涯学習センター・行政等が実施する学習事業等に、「運営ボランテ
  ィア」として参加・参画しています。
  皆さん、余暇を利用して参加しませんか。自らが輝きます。

  問合せ先:楽学の会事務局 江川武男
          E-Mail:takeo-wg@cj9.so-net.ne.jp

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     ●次号配信は、2021年2月初めの予定です
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発行者:NPO法人 あだち学習支援ボランティア 楽学の会
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