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│楽│学│の│会├┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬┤第│178│号│
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    楽学の会ホームページ https://gakugaku2.main.jp/
   
楽学の会メールマガジン3月号をお届けします。
あだち区民大学塾の2023年4月講座をご案内します。

◇◆受講申込は往復はがきに加え電子メールでの申込みも可能です◇◆
メールアドレス:info@gakugaku.main.jp

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┃も┃く┃じ┃
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◆◆あだち区民大学塾 2023年4月講座 開催案内

  ・日本経済入門2023~円安・食料・エネルギー~

●●あだち区民大学塾 開催報告(1、2月)

・徳川家康と二英傑(信長・秀吉)の謎と真相

  ・「日本書紀」編纂1300年~真偽を読み解く

・これだけは知っておきたい 相続手続と遺産書

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      あだち区民大学塾講座 開催案内(2023年4月開催)
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 ★★★★ 日本経済入門2023~円安・食料・エネルギー~
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コロナの世界的大流行が収束しない中、昨年2月のウクライナ侵攻以降、
ロシアがエネルギーと食料の供給を制限したことから、世界経済はコロナに加え、
エネルギー不足、物価上昇、通貨不安等の課題に直面しています。
また、長期低迷が続く日本経済にも物価上昇、急激な円安等の影響が及んでいます。
 本講座では(1)急激な円安の背景と影響、(2)我が国の食料の安定供給、
(3)世界のエネルギー供給と日本について、内外の最新のデータや図表を用いて
分かり易く解説します。

講座開催案内チラシ:
https://gakugaku2.main.jp//23.04.01.ninonnkeizai.ver23.02.22.pdf


  講 師  柴田 寛氏
          元農林水産省 課長職
           (足立区在住)
      
  開催日時:4月1日・8日・15日 毎回土曜日 午後2時~4時
 
  講義内容

    第1回 急激な円安の背景と影響を考える

    第2回 我が国の食料の安定供給を考える

    第3回 世界のエネルギー供給と日本を考える


  会 場:足立区生涯学習センター(学びピア21内) 5階 研修室1
      (足立区千住5-13-5)
     
  定 員:50名(抽選)

  受講料:2,000円(全3回分初日に会場でお支払い下さい)

  申込方法:(1)往復ハガキで 下記申込先へ郵送下さい

       (2)メールで申込、下記メールアドレスへ申込み下さい
            info@gakugaku.main.jp 

(1)(2)とも 住所、氏名(フリガナ)、電話番号、
        「日本経済入門2023」と明記して申込下さい(連名可)

  申込先:〒120-0034 足立区千住5-13-5
       足立区生涯学習センター内「あだち区民大学塾事務局」
        
  問合せ先: 電話/FAX 03-5813-3759(平日午後1時~4時)

  申込締切:令和5年3月20日(月)必着


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      あだち区民大学塾講座 開催報告(1、2月講座)
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 ★★★★ 徳川家康と二英傑(信長・秀吉)の謎と真相
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 1月15・22・29 日(日)の3回にわたり、NHK大河ドラマ「どうする家康」に
関連した講座として生涯学習センター講堂にて開催された。
応募者は75名、受講者は71名、延べ受講者181名であった。
講師は歴史研究家・博士(文学)・江戸ぶら会会長 跡部蛮氏。

 第1回は「信長と秀吉 桶狭間の合戦・本能寺の変・中国大返しの謎と真相」と
して、家康登場の前に信長と秀吉の二英傑について講義が進められた。まず信長で
あるが、桶狭間の合戦・比叡山延暦寺焼き討ち事件を通じて、信長の合戦に対する
最近の研究による解釈や信長の持つ誤解されやすい言動について解説された。
本能寺の変については明智光秀がなぜ単独で謀反に及んだのか、国替え問題など
光秀側の動機が分析された。次いで秀吉について、本能寺の変から中国大返し
(備中高松城で合戦中の秀吉が信長の訃報を知り速やかに毛利氏と講和し京に向けて
引き返したこと)の状況が紹介された。特に羽柴軍の食料(米や水)の準備の周到
さから、秀吉は信長暗殺計画を知っていた可能性が指摘された。

 第2回は「徳川氏の素性と一族の歴史 家康の人質時代から長篠の合戦までの謎と
真相」であるが、その前に第 1 回の積み残し部分の秀吉の本能寺の変から天下簒奪
までが解説された。信長の後継者を決める清洲会議や小牧長久手の合戦の後に関白
となるが、天下をおさめるには摂関家では力不足で出来ないので、自分が関白を引き
受けたとしている。朝鮮出兵はその後の中国出兵を考えたものであり、スペインなど
のヨーロッパ勢力の中国や日本征服に対応する動きであったが、その最中に秀吉は
病死してしまった。第2回の後半からが、徳川家康についての講義となった。徳川
一族の出身地から始まり、徳川姓を名乗るまでが説明された。さらに長篠合戦に
おける鉄砲3000挺三段撃ちの真相が説明された。

 第3回は「地震に救われた家康、天下取りまでの謎と真相」として、1585 年の
天正大地震により家康が秀吉から成敗されるのを免れた。1598 年の秀吉の死から
2年後の関ヶ原の合戦・大坂冬の陣・夏の陣におけるエピソードが紹介された。
その中で方広寺銘鐘事件については梵鐘に刻まれた「国家安康」「君臣豊楽」に
ついて林羅山と南禅寺の文英清韓の論争が紹介された。大阪城は外堀が埋め立て
られ、秀頼と淀殿は自害した。家康は翌年正月 21 日に鷹狩りの際に鯛の天ぷらを
食して体調を崩しその後死去した。胃がんであったとの説もある。

受講者のご意見
・大変よく理解できて、さらに大河ドラマを楽しめると思いました。
・資料が豊富にあり、新しい説を聞くことができ、大河ドラマを見るときの参考に
 なる内容で、興味がわいた。
・今までと違う視点での史実の解説が楽しかった。など大河ドラマ関連の感想が
 寄せられた。                      (糸井史郎)
(糸井史郎)
講座開催報告はこちら↓
http://gakugaku.main.jp/lect/

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 ★★★★ 「日本書紀」編纂1300年~真偽を読み解く
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2月7・14・21 日(火)の3回にわたり、生涯学習センター研修室1に
おいて開催された。受講申込者は60 名、受講者56 名、延べ受講者156 名
であった。講師は NPO法人シニア大楽講師で歴史研究家の榊原金市氏。

 第1回は「神話時代、初代神武天皇、日本武尊 など」である。40代天武
天皇は壬申の乱に勝利した大海人皇子が 673年に即位し、初めて「天皇」と
いう称号を用いられたといわれている。律令制度に着手し、国史として
「古事記」と「日本書紀」の編纂を命じた。編集者はいずれも太安万侶。
「古事記」は全3巻で稗田阿礼が 712年に編纂した日本最古の書物である。
神代から推古天皇までを日本人の話し言葉で記述されている。「日本書紀」は
草壁王子ら皇子と文官 12人が 720年に編纂した全30 巻である。中国の史書
を参考に、漢文で書かれており中国の皇帝に日本の歴史を認識してもらうのが
目的であった。次いで初代の神武から12代景行の皇子の日本武尊まで
解説された。

 第2回は「卑弥呼と邪馬台国、仏教伝来、新羅戦争 など」で13代成務から
32代崇峻まで。卑弥呼と邪馬台国についてまず「漢書」記載の「金印」が
紹介され講師から「金印」のレプリカが示され、思ったより小さいとの受講者
の反応であった。14代仲哀の神功皇后は卑弥呼に例えられているが,クニの
場所・卑弥呼の墓・魏から受領した銅鏡100枚等が発見されておらず、両者の
没年も相違がある。「魏志倭人伝」には「邪馬台国」「卑弥呼」の記載がある
が、「日本書紀」には記載がない。29代欽明の 512年に百済より仏像と経典が
伝わる。31代用明の皇太子となる聖徳太子が誕生した。589年曽我馬子は
物部守屋を破り仏教擁護派が勝利した。

 第3回は「聖徳太子、大化の改新、天武天皇 など」で 33代推古から40代の
天武まで。推古の摂政となった聖徳太子について詳しく説明された。
太子の呼称は古事記では「上宮」、日本書紀では「厩戸皇子」、法隆寺東院
資材帳では「聖徳太子」となっている。現在の中学校は「聖徳太子(厩戸王)」
で高校では「厩戸王(聖徳太子)」で文科省の中学と高校の担当部門が異なる
からと言われている。太子の業績と言われる冠位十二階・十七条憲法・遣隋使
派遣については否定的な見解が示された。35代皇極の645年「乙巳の変」に
より中大兄皇子が中臣鎌子と協力して、我入鹿を倒し天皇の地位は安定した。
翌年「大化の改新」の詔が発布された。38代天智は中大兄皇子であるが、
百済の依頼により派兵して新羅と戦うが、白村江において大敗する。
天智の弟の大海人皇子は皇太子にするものの、息子の大友皇子が39代弘文に
即位しその後争いとなり、大海人皇子が勝利し、弘文は自決する。
大海人皇子は 40代天武天皇となり、「古事記」「日本書紀」を編纂する。

受講者の言葉:
・古代史に興味があり各種の講座に参加したが、日本書紀は初めてで新しい
 知識を得て興味が深くなった。
・レジメの読みやすさ、PC 画像の明確さ、講師のユーモアに富んだ語りが素晴ら
 しい。中学、高校生の時、榊原先生のような歴史の先生がいたら、私も史学科
 へ進学し日本の古代史を研究していたかも。
・この講座開催を 3 年も待っていた人々にとっては至宝の内容だった。
・話が簡明で、説明チャートがよくできている、物事の関連が正確で時代の前後
 のつながりに不都合がない。古代日本の解説図書になりそうだ。ぜひ実現
 してほしい。
・有意義な講座です、講師が大学など専門の研究者でなかったので講義内容の
 充実度が不明でしたが十分なレベルで満足のいくものでした。よく勉強されて
 いる。中途半端な学者より内容が充実していた。
・大変客観的に歴史資料に基づいた解説を頂き、共感できる所大でした。
・資料が豊富でわかりやすく素晴らしい講義でした、講師の飽きさせない話し方
 は見事です。・興味深く拝聴しました。知識が広がったと思います。
・古事記も日本書紀も関心がありませんでしたがこれらの対比が説明され楽し
 かったです。古代史が学べてよかった。続編があればうれしい。(糸井史郎)
(糸井史郎)
講座開催報告はこちら↓
http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-230207_nihonshoki.html

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 ★★★★ これだけは知っておきたい 相続手続と遺産書
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2月10・17 日(金)の 2回にわたり、生涯学習センターの研修室4 に
おいて開催された。講師は足立区で活動されている行政書士の奈良井達(さとる)
氏。申込みは35名、受講者は27名、延べ受講者は 50名であった。
第1回目は雪のためキャンセルが 12 名と大変多く、第2回目はやや増えた
ものの27名にとどまった。講座内容は受講者にとって関心が強く、令和6年度に
少し視点を変えた「終活」講座を検討したい。

 第1回は「相続手続の基礎知識」で法定相続人と法定相続分について図解で説明
され、続いて相続財産・遺言書のある相続と遺言書のない相続・遺留分・期限の
ある相続手続・相続税・相続に関する専門家・相続の窓口について、実例を交えて
説明された。
 第2回は「遺言書の基礎知識」で遺言書のある相続手続と遺言書のない相続手続、
自筆遺言証書と公正遺言証書、遺言書の書き方、遺言執行者・付言・遺留分、
自筆証書遺言の失敗と公正遺言証書の失敗、書き直し・財産目録・遺言書の専門家
等が解説された。今回も実例の紹介により事前に遺言書があれば遺産相続のトラブル
を避けることができる点が強調された。
講座資料としては講師作成のレジュメのほか、「行政書士活用ガイド」・「一人で
悩まない遺言・相続」・「エンディングノート」の 3つの冊子が配布された。

受講者の言葉:
・税理士や行政書士などの専門家に相談しないといけないと思った。
・まずは財産目録とエンディングノートに記入してみて相談に行こうと思った。
・もう少し、時間をとって開催して欲しいです。
・とても勉強になりました。具体例が多く紹介され分かりやすく参考になりました。
・分かりやすく、参考になる内容で不安が解消したが、今後も継続して講座を開催
 して欲しい。・相続について学ぶことができ、今後の親や自身の相続の際に助か
 ります。
・これから終活を行うので大変参考になりました。エンディングノートを作成して
 いきたい。・財産目録、遺言書を書いてみようと思う。エンディングノートを
 利用してみたい。
・経験豊富な講師でしたので、色々な事例を交えてお話いただき大変参考になり
 理解できた。・自身の境遇から複雑な問題が沢山あることに気付かされ大変勉強
 になりました。ゆっくり専門家に相談します。        (糸井史郎)

                   
講座開催報告はこちら↓
URL:http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-230210-souzoku.html

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      楽学の会(がくがくのかい)からのお知らせ
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◆「楽学の会」ホームページのご紹介

NPO法人「楽学の会」ではホームページを開設しています。
当会が企画・運営する「あだち区民大学塾」事業で開催される様々な講座
のお知らせや生涯学習センター、行政等が開催する学習事業等に「運営ボ
ランティア」として参加、参画の情報も掲載しています。
是非ご覧ください。

アドレスは https://gakugaku2.main.jp/ または「楽学の会」で検索

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「楽学の会」は、平成8年5月に結成された全国でも数少ない学習ボランテ
ィアグループです。この活動は、生涯学習の推進を目指して、区民に学び
の機会を企画・提供し、生涯学習センターとの連携・協働による講座・講
演会を行い、「地域の学ぶ人々の支援と、自らの学び輝きを目指す」を理
念としたボランティア活動です。平成15年4月より、NPO法人として活動し
ています。

 ■講座・講演会を企画し、区民に提供する活動をしています。
  教育委員会及び生涯学習センターと共催です(あだち区民大学塾)。

 ■生涯学習センター・行政等が実施する学習事業等に、「運営ボランテ
  ィア」として参加・参画しています。
  皆さん、余暇を利用して参加しませんか。自らが輝きます。

  問合せ先:楽学の会事務局 福田 哲郎
          E-Mail:tefukuda2002@ybb.ne.jp

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     ●次号配信は、2023年4月初めの予定です
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発行者:NPO法人 あだち学習支援ボランティア 楽学の会
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