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   │楽│学│の│会├┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬┤第│93│号│
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        楽学の会 http://gakugaku.main.jp/

2018年(平成30年)、明けましておめでとうございます。
振り返ると、2017年は北南米を襲ったハリケーン、アジアの台風やサイクロン、
メキシコの地震など、世界各地で自然災害が多発した年でした。世界の災害損
失額が年間で34兆円超に達すると報告されています。この額は前年の6割増との
ことです。地球の自然現象に変化が起きているのでしょうか。新しい年が、穏
やかな一年になるよう祈ります。

今年も楽学の会メールマガジンをお届けしていきます。ご愛読よろしくお願い
致します。

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◆平成29年度 生涯学習センター受託講座開催報告

  ・心と体の健康講座シリーズ 「体内時計と健康」

◆あだち区民大学塾講座 開催報告

  ・江戸はスゴイ 世界一幸せな人々の浮世ぐらし

  ・足立の仏師・渡邉宗雲の創作と東博の仏像解説

  ・素敵なワインの魅力 ~美味しいワインを愉しむ~

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        平成29年度 生涯学習センター受託講座開催報告
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 ★★★★  心と体の健康講座シリーズ 「体内時計と健康」
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11月25日(土)、12月2日(土)午後2時~4時、生涯学習センター 研修室4にて
開催されました。 
今年度のノーベル賞の医学・生理学賞に「体内時計・時計遺伝子のメカニズム」
が受賞し、講座直前のニュースに興味深く講義が始まりました。

(1)第1回テーマ:健康な脳を維持する仕組み ~時間生物学~
講師:石田直(の)理(り)雄(お)氏(公益財団法人 国際科学振興財団 時間生物学
研究所長)

第1回目は生活習慣と体内時計の乱れから生ずる様々な障害について実験・研究
内容についての専門的な説明がありました。体内で動く日周期リズムがあり病気
の起こりやすい時刻があり、心筋梗塞は朝方、ガンは夕方、肥満は夜に発生する。
また薬の投与時間で副作用の起こる時間帯で効果が違うことで抗ガン剤の投与時
間も考慮すること、体内時計を狂わすことによる癌や心筋梗塞の因果関係など興
味深い話でした。最新の研究成果を実験データによる講義で専門的であった。

(2)第2回テーマ:体内時計と食事摂取の関係 ~時間栄養学~
講師:柴田重信氏(早稲田大学 理工学術院 先進理工学部 教授)
まずは「体内時計」とは何か?生体に周期的変動をもたらす仕組みである。体内
時計を狂わす原因として何があるか、正常な体内時計のためにどのような生活習
慣でなければならないかを学びました。体内時計を乱さないで健康維持のため、
日常生活の中で「いつ何をどの程度食べるか」が重要である。特に朝が大切で、
朝は太陽に当たり、朝食を摂ることが体内時計を元に戻し健康な生活が送れる。
また夜型生活は良くなく、夜遅い食事は肥満を招く、夕食が遅くなる人は夕方の
分食が望ましい。これからの日常生活にすぐに取り入れられる有意義な内容の講
義でした。

上記の開催報告が写真付きでご覧いただけます。
http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-1711_jutaku_tainaidokei.html

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          あだち区民大学塾講座 開催報告
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 ★★★★  江戸はスゴイ 世界一幸せな人々の浮世ぐらし
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11月5・26日(各日曜日)梅田地域学習センター(エルソフィア)3階の第1学習
室において講師に”お江戸ル・ホーリー”こと堀口茉純さんを講師にお迎えし開
催した。

1回目は、食文化~蕎麦、寿司、天麩羅。世界にほこる和食の原点は江戸にあり~
2回目は、娯楽~歌舞伎、吉原から寺社参拝まで、八百八町の楽しみ色々~
と題して浮世絵や版本など江戸人によって描かれた絵画史料により分かりやすく
説明、解説された。 最初に明暦3年(1657年)江戸の明暦の大火の消失時期、地
域、などを現した地図をベースに、2回目は今戸箕輪浅草図会により浅草寺を中心
とした酉の市の行列など浮世絵により説明、解説がおこなわれた。
浮世絵というと遊女の顔写真を思い出すが、その顔の目、鼻、口元の違いがある
のを改めて意識するほどの細かな解説であった。。

上記の開催報告が写真付きでご覧いただけます。
http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-1711_edowasugoi.html

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 ★★★★  足立の仏師・渡邉宗雲の創作と東博の仏像解説
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12月1日(金)・7日(木)2日間の講座。1回目は生涯学習センター 4階講堂にて
開催。

1回目の講座は仏師・渡邉宗雲の修行と創作活動で父・渡邉崇雲の後を継ぐため
に修業に明け暮れた話がありました。東京造形大学の先生の元へ通い、卒業後足
立区の仏師で高村光雲の流れをくむ真海徳太郎先生との出会い、浅草の仏師西村
房蔵先生への師事など、教えを乞いに積極的に活動されました。手板の地紋彫刻
を半年間も根気よく彫った話、レリーフのハイビスカスと桃は高村光雲門下の決
められた習作であるなど、裏の話も聞かせていただきました。
仏像彫刻は崇拝の対象としてあるので、作者の個性は感じられないようにしてい
るといいます。また、仏像は一木づくりと寄木づくりがありますが、仏像の根則
があり、立像は10分割、座像は5分割になっているそうです。粘土で原形を作り、
粗彫りから内刳り(ひび割れ防ぎ)、仕上げ彫りまで仏像によっては何年もかか
って彫刻されているとのことでした。

講堂に講師の創作された大日如来像、仏像4体、修業時代の習作手板、仏像習作、
木の見本、さまざまな彫刻刀、紹介本などがたくさん展示されました。特に大き
な大日如来像は迫力があり、受講者はすぐそばで前から後ろから眺めて、一様に
感心されておりました。

2回目は東京国立博物館の仏像解説と東洋館ガイドツアー『仏像の旅』(現地学習)
で、前半は現地の仏像を見ながら講師に仏像の名称、作者、時代など一体ごとに
詳細な説明があり、受講者は説明を聞きながら奈良、平安、鎌倉時代の仏像に見
入っていました。

後半は東洋館でボランティアガイドによる専門的な説明があり、インド、タイ、
中国等の石像に圧倒されました。


上記の開催報告が写真付きでご覧いただけます。
http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-1712_adachi_bussi.html

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 ★★★★  素敵なワインの魅力 ~美味しいワインを愉しむ~
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12月5日・12日(各火曜日)午後2時30分~4時30分、講師に羽鳥敏彦氏(アサヒ
ビール株式会社品質保証部、お客様相談室 副部長)を迎え2回講座が講堂で開
催された。

1回目は「日本におけるワインの歴史」についての話。宣教師によって献上され
た「珍陀酒」という赤い酒、明治維新前は日本でワインが造られた確かな事実が
見つけられず、昭和初期にかけて北海道・山梨・大阪・兵庫・福岡などのブドウ
産地が官民によって形成され、1890年に日本の気候土に合ったブドウの品種を新
潟のブドウ園で改良、1927年に40年かけて“マスカットベーリーAが誕生したこ
と。また日本人は“ワインは甘いもの”というイメージがあり、渋さ・酸味・え
ぐみは日本人には苦手のようだった。
1907年に甘味果実酒としてワインが成功し“美味しくなったワイン”が誕生した
と話された。当日は会場内が寒くひざ掛けをセンターからお借りするなど、講師
の配慮で試飲を早めにして頂き、講話を聞きながらの試飲で少し体が暖まったよ
うでホットしました。

2回目は、1回目の質問に対し講師が「先週のつづき」ということで、より詳しく
データーでの補足説明を頂きました。「国産ワイン」が造られるようになったの
は、使ってはいけない添加物が使用されていたことから、ブドウを限定していな
いが、輸入したブドウや、濃縮果汁を原料に利用、加工(ジュースに戻してから
ワインにする方法)して、国内でワインを造ることで「国産ワイン」として認め
られ、安心・安全でワインを愉しむことが出来るようになったこと。また「日本
ワイン」は国の地域で採れたブドウを85%以上使用するように国の規定があり、
ブドウの収穫が少ない日本では産地名を付けるのは難しいという話をされた。
2回目の試飲も味・色など確認しながら愉しんでいただけたと思います。グラスに
入れたワインを軽くゆすって、酸素に触れさせると“ワインの香りが愉しめる”
ようです。また、国産ワインは“コク”があるので「和食に合う」ように出来て
いる、料理にも活用できますと話された。最後に、今後もワインを愉しんでいた
だければとの思いで「今までにない内容の講座」というかたちにしましたと話さ
れ講座を終了した。

上記の開催報告が写真付きでご覧いただけます。
http://gakugaku.main.jp/lect/lect01d-1712_winelife.html

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          楽学の会(がくがくのかい)からのお知らせ
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らせや生涯学習センター、行政等が開催する学習事業等に「運営ボランティア」
として参加、参画の情報も掲載しています。是非ご覧ください。

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「楽学の会」は、平成8年5月に結成された全国でも数少ない学習ボランティア
グループです。この活動は、生涯学習の推進を目指して、区民に学びの機会を
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「地域の学ぶ人々の支援と、自らの学び輝きを目指す」を理念としたボランテ
ィア活動です。平成15年4月より、NPO法人として活動しています。

 ■講座・講演会を企画し、区民に提供する活動をしています。
  教育委員会及び生涯学習センターと共催です(あだち区民大学塾)。

 ■生涯学習センター・行政等が実施する学習事業等に、「運営ボランティア」
  として参加・参画しています。

  皆さん、余暇を利用して参加しませんか。自らが輝きます。

 問合せ先:楽学の会事務局 江川武男

     E-Mail:takeo-wg@cj9.so-net.ne.jp


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